切り分けⅡと腑分け読書
日曜に日付が変わった12時半、Yは起床しました。ワタシと娘(仮称ケミ)はその20分後に起床。土曜夜はこれに備えて三人とも8時半に就寝していました。
午前1時、ケミさんに簡単に身支度させて車に乗せ、Yは軽井沢に向けて出発しました。軽井沢の早朝TRにケミさんを参加させるためです。ワタシも起きて見送りました。
本当は、ワタシはこういう極端な早出には反対で、夕方出発してあちらで一泊してほしいのですが、Yはそちらの方が面倒だと嫌がります。肉体的に負担が大きいと思うんですがねえ。
Yたちを見送って、本来ならすぐに再び寝るところですが、夏の間に動かなくなっていた我が家のDVDプレーヤーにスウィッチを入れてみたら不思議なことに復活してくれて、昨年のカタールW杯の日本のGL三試合を、ブルーレイにダビング出来ました。
まあ、当然、夜明けまで見ちゃったんですが…。
それにしても、森保ジャパンは強かった。大然君って良いディフェンダーですねえ。~o~
夜明け頃から一時間ほど眠ってようやく起床。この日は差し迫ったデスクワークがなく、ボランティア過去問添削と読書の一日でした。
最近、市立図書館でケミさんがこんな本を借りて来ました。
ナント、これ清少納言の話なんです。冲方丁って人気作家なんだとか。
こんなものを読むようになったんだなあ、という思いもあり、仕事上読んでおいた方が良いかもという計算もあり、何より、ケミさんと共通の話題が持てるかもという期待もあり。
んで、読んでみたんですが、この作家さん、なかなかよく勉強しているみたいです。巻末に枕草子の注釈書と学者さんや学者さん周辺の人の清少納言評伝の類が参考文献として並んでいます。
枕にかなり題材を取っており、六割がた枕、評伝の類が二割、作者の創作は二割ほどでしょうか。枕のどの章段をどんなふうに使っているのか、注釈書や清少納言の年表と首っ引きで、腑分けしながら読み進めるはめになり、かなり勉強になりました。
んで、勉強させてもらって言うのもナンですが、この人、流行作家のクセに、あんまり作品自体は面白くないデス。~o~;;
多分、清少納言を視点人物に据えてしまったために、本来個性的であるはずの登場人物たちを称賛一色で描かねばならなくなったのが小説として失敗した原因なんでしょう。中関白家の面々は本当はそうとう灰汁の強い面白そうな人達ですからねえ。
などと考えながら、昼食は「まるしゅう」さんでした。
極the肉そばのつけ麺バージョン。これもんまい!
結局、Yとケミさんは午後三時頃の帰宅でした。二人とも眠かったそうです。そりゃそうだよ。
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