試乗三昧の旅マニア板篇
S社とM社はお昼前、最後のは午後二時過ぎの試乗で雪はかなり緩んでいました。午前九時半から午後二時半まで、昼食も取らずに滑り続けました。久々に試乗三昧の一日でした。
試乗日4/12 晴れ
試乗場所 野沢温泉スキー場 やまびこゲレンデ、DコースCコースAコース 少し荒れて来たバーン、緩んではいるがザク雪一歩手前。深くなってはいるが緩斜面の規則正しい簡単なコブライン。
・Stockli LASER WRT Pro 172cm R=14.8 119-67-101
メーカーサイドの人に、「この板の中身はレーシングだから、こんな雪じゃこの板はたわまないよ。小回りは出来ないよ」と散々脅かされての試乗だったので、ドキドキしたのですが…、そんなこたぁないよ。
足元はしっかりしてるけど、軟雪でもしっかりたわんでビュンビュン返って来ます。すげー。
小回りも中回りも大回りもぜーんぜん出来ます。非常に自在感があります。ただし、油断すると外足跳ね上げられて内足ターンになるけどね。
でもね、これが楽しいんですよ。内足ターンになるたびに「ひゃっほー!」。これこそスキーってモンです。~o~
いやー、独身時代にこの板に巡り会ってたらね、間違いなく購入したんですけどね。今や、我が家の経理部長様はこの板の値段をぜーったい許容しません。
技術的には、かなりのレベルを要求してきます。多分、クラウンくらいは持っててくださいって感じじゃないかと。メーカーサイドの人は、「パネルスラローム向け」って言ってました。
・妙高連山 JB 171cm R=15.8 115-68-99
妙高連山、初めて見ました。会社は四年前出来て、この試乗会には去年から来ているそうです。こういう板を見ると、イロモノマニアの血が騒ぎます。
JBは上級者オールラウンドなのだそうですが、メタルは入っていません。軽いです。細身なのでオールラウンドといっても整地やコブ向けでしょう。整地(もう荒れてましたが)では丸くたわんで結構走ります。この軽さと細身のテールならコブで良さそうだと思ったのですが、少し跳ねます。でも使える範囲かな。
面白い板だと思うし、こういうマイナー板は大好きなのですが、このJBに関していうとこの板を選択する理由は、妙高愛あふれる妙高常連かさもなければ値段かになるかも。
でも、もしかして、一本でテクニカルを受けたいという人には、O社TC-Sより良いかもしれませんね。
・石井スポーツオリジナル MOCU² DOUBLE FACE4 165cm R=15 121-80-106
今年の試乗会の究極のイロモノ。石井スポーツが企画した板だそうです。
滑り出した瞬間に軽さを感じます。際限なく逆ヒネリできそうです。
にもかかわらず荒れた軟雪の斜面でも普通に中回りができます。コブでも非常に使いやすいです。
こういうコンセプトの板としては良く出来てるし、ある程度気楽に何にでも使えそうで面白いんですが…。でも、敢えてこの板を購入するとしたら理由は…、「軽くて楽」「レアだから」くらいしかないかもね。
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