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2024年4月 4日 (木)

湿雪SL試乗

 23日の試乗はGS板中心だったのですが、昼にポールコースが昼食休憩になってしまったために、その時間、SL板にも乗ってみました。 

試乗日3/9 曇り時々晴れ

試乗場所 

 菅平高原スキー場 ファミリーゲレンデ、白金ゲレンデの湿雪の載ったバーン 

・OGASAKA Triun SL SR585    165cm   R=12.8  116-65-104

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 履いてみてやや重い印象を受けました。滑り出しても同様。少しモッタリとして機敏な感じがしませんでした。このメーカーのSL板はしばしばそういう味付けになるので、来シーズンもそうなのかしらとも思ったのですが、何せこの日のファミリーコースは湿雪が溜まって荒れていたので、まあ板の性能は引き出せてないってことかなとも思いました。

・Stokli LASER WRT SL FIS    165cm  R=12.4 サイドカーブ非公開

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 O社のSLを履いてガッカリしたので、たいして期待せずに借りたのですが、イヤハヤ、ぜーんぜん違うじゃない。

 荒れた雪に張り付き、湿雪の中でもシッカリたわんでビュンビュン走り抜けてくれます。すげー。

 でも、O社が185900円であるのに対して、

2024032312080000

 この迫力ある値段設定ですから、まあ、値段だけのことはあるということかしらん。

・Bluemoris Fighter SL FIS   165cm R=12.5 119-65-102

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 これもあまり期待せずに乗ったのですが、あら、コイツでもビュンビュン行ってくれるじゃないか。

 S社よりいくらか軽い感じがしますし、これでタイムが出るのかは分かりませんが、でもお値段が

2024032312260000

 見よ、このハイコストパフォーマンス。~o~

・OGASAKA TC-S FM585    165cm   R=12.9  119-67-103

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 SL板のついでにTC-Sにも乗ってみました。

 言っておかなければならないのは、この日の雪に一番合っていたのはこの板でした。だから、この板の評価が高くなって当然です。硬いバーンになったらTriunの方が高評価になるでしょう。それは間違いありません。

 だから何割かは割り引いて読んでもらわなけれはならないのですが、それにしても、コイツは良いわ。

 湿雪の荒れ地の中で雪面をシッカリ捉えて、しなやかにたわみ、ビュンビュン走り、抜けます。何年か前から感じていたのですが、TC-Sはホントにワタシ好みになりました。

 まあ、今回の板に関して言うと、もっと色々な状況で乗らないと最終的な評価は定まりませんけど、この日に関してはこの板が一番楽しませてくれました。

 さて、板は褒めてあげたいのですが、今回、この板の試乗時に関しては苦言を呈さずにいられません。この板をO社のコーナーに借りに行った時のこと。まず係員がいなくて困りました。

 隣のメーカーの人が呼んでくれたので、ようやく奥から若い人が出てきました。ソール長と解放値を聞かれたので、「283の9でお願いします」と言ったら、「そんなにスピード出すんですか?」と不満そうな顔をします。いや、いつもそのくらいの数値だしコブも滑るからと思い、「それでお願いします」と言ったら、彼は何が不満なのか、ソール長と解放値をセットして雪上に板を置き、また奥に引っ込んでしまいました。

 オイオイ、前圧のチェックとかやんないし、「どうぞ」の一言もないのかよ。

 試乗会でこういう扱いを受けたことがなかったので、唖然としました。

 以前からO社の社員さんは上から目線になる傾向があったのですが、今回のは単なる上から目線では済まないでしょう。こんな態度の社員が販売促進をしていては、良い板を作った職人さんが可哀想です。O社さん社員教育考え直したらいかが。

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