試乗三昧の旅ショート篇
小回り板にも乗ってみました。もうお昼前後で、雪はかなり緩んでいます。
試乗日4/12 晴れ
試乗場所 野沢温泉スキー場 やまびこゲレンデ、DコースCコースAコース 少し荒れて来たバーン、緩んではいるがザク雪一歩手前。深くなってはいるが緩斜面の規則正しい簡単なコブライン。
・OGASAKA TC-S FM585 165cm R=12.9 119-67-103
お昼近かったので、人気板も空いているだろうと思ってオガのブースへ行ってみました。この間があんなだったので、ちょっとドキドキでしたが、今度は普通に対応してくれて色々お話も聞けました。まず、FMプレート付き165cmを借りてみました。
非常にしなやかで足元のたわみが感じられ、荒れて来ているやまびこDの斜面をかなり元気よく小回りできました。踏んでたわませるとヒュンと抜けて次のターンポジションまで正確にかつオートマチックに走ってくれます。いいじゃないの。
先日、菅平で乗った通りです。
こんなに元気だとコブラインで跳ねられるかと思ったのですが、テールが使いやすいということなのかコントローラブル。挙動が安定しています。
何故、TC-S〇ではなくTC-Sなのか聞いてみたのですが、オガの社員さんも「TC-SKが何年」とかが判らなくなってきていて、そろそろもう良いんじゃないかということになったとか。
・OGASAKA TC-S SR585 170cm R=13.7 119-67-103(スリーサイズは写真がボケて確認できないが多分)
SRプレートの165が帰って来ないので170に乗ってみました。驚いたことにかなり乗り味が変わります。足元にしっかり感があり、返りが適度で扱いやすいです。逆に言えば元気が良くなくて刺激が少ないってこと。コブでも挙動が安定していました。
多分、これだけシッカリ感があると硬い雪になった時にも頼りになるのでしょうし、必要な返りは得られますから、体重のある男性が選ぶならコッチなんでしょう。ワタシ(体重63kg)程度でも十分たわみます。
では、体重のない女性などはFMが良いかというと、そこは難しいでしょうねえ。以前、ブルモリのS-Potionのフレックスが三段階に分かれていた時、一番硬いのと真ん中のフレックスを乗り比べたYが、真ん中の方を「元気が良すぎる」と評したことがあります。一番硬い方がたわみが出過ぎなくて乗りやすいというわけです。
コレは雪質にもよるし、そもそもその人の技術体力と好みにもよります。決局、本人が試乗してみたフィーリング以上に頼りになるものはないってことでしょうか。
どちらを選ぶにしても、この板の性能を発揮させたいならテクニカル以上の技術が必要だと思います。特に、FMの方を選ぶと元気の良さに跳ね飛ばされるかもしれないので。
ちなみに、メーカーサイドの人によると、170cmと言う設定は「あんまり売れない」設定なんだとか。テククラ受験の人から一台で済ませたいという要望があって170を出しているんだそうです。でも、テク受験にはちょっとオーバースペックのような気がしますけど。
・Bluemoris S-Potion Ltd.+ロングプレート 165cm R=12.5 119-65-102
メーカーサイドの人によると、全日本技術選に出ている選手からの要望で作ったとか。渡部浩司松本聖モデルってことか?フレックスを選べた時代で言えば、4.0に相当するそうです。
プレートのせいもあって足元にシッカリ感がありますが、硬すぎるとは思いませんでした。コブでもテールの使いやすさが生きてコントローラブル。
でも、自分で選ぶならノーマルS-Potionを選ぶと思います。その方が普通に楽しめそうだから。
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