菅平へ続く道その一~時間との戦い
水曜の全中の後、娘(仮称ケミ)は木金と普通に通学しました。
金曜日は五時間目まで授業を受けて六時間目を早退。我が家はケミさんの帰宅を待って午後3時半に戸狩温泉の宿へ向かいました。週末に野沢で南関東ユースというJOC選考レースがあったからです。
本当は、木金も全中に出場してそのまま野沢で南関東ユース出場という予定だったのですが、全中のSLに出場できなかったのでこんなスケジュールになってしまいました。
戸狩の宿には午後7時半頃到着。我々は風呂に入って買ってきた弁当を食べたのですが、ケミさんは車中で軽く何か食べて到着後すぐに、翌日のためのGS板のチューンナップを開始。最近、ケミさんはエッジのチューンも覚えて自分でやりたがります。
ところが、まだ慣れないため、これに時間がかかり…。
翌日は天気予報で災害級の雪予報が出ていました。戸狩の宿から野沢まで行く道も心配です。野沢はレーサーのため朝の6時40分から長坂トリプルリフトの運行を開始してくれます。それに間に合わせるためには午前5時起床6時10分出発という予定になっていました。
大事なレースなので、睡眠不足は禁物です。なるべく早くケミさんを寝かせねばならないのですが、本人が凝り性なので一旦チューンナップを始めると人に手伝わせません。ハラハラする我々をよそに、チューンナップ終了は午後10時半。それから風呂に入ってお弁当を食べて…。就寝は、なんと11時20分頃です。
なんとか睡眠時間6時間を確保したいので朝の予定は15分繰り下げて5時15分起床。睡眠不足を心配していたのですが、本人は割と良い目覚めで明るい顔をしています。ホッ。
土曜の戸狩の朝は雪でした。しかし、災害級というほどではなく、宿の駐車場に停めた車の上で2~30cmほど。
ところが、野沢温泉の除雪が遅れ、道路が渋滞して…。なんとかケミさんを午後7時に長坂トリプルに送り出しました。
我々は宿に一旦帰って朝食を取ってから出直し、ギリギリでケミさんの一本目スタートに間に合わせました。
この日の朝のカンダハー東コースは、小雪舞うものの視界が良く、レースに支障なさそうに見えました。
JOC選考は土曜のGSと日曜のSLの南関東の選手の中での順位に対してワールドカップ方式のポイントが与えられ、二日間の合計ポイントで代表が選出されます。女子の代表枠は、去年のJOCでの活躍で個人枠を持っている三人を除いて四枠。南関東の選手は、個人枠を持っているトップ3を除くと、ケミさんを含めて七人ほどの選手が実力伯仲しています。つまり、七つのドングリが背比べをして四つの椅子を争うということ。けっこう熾烈な競争です。
GS一本目、カンダハー東コースの下から見て左サイドに、けっこう振ってあるセットが立てられました。ケミさんは15番スタートでした。まだそれほど荒れていないコースをスムーズに滑ってゴール。この時点で全体の三位。南関東の選手では二位です。
悪くない結果だったのですが、ケミさんとしては同じスクールの選手に負けたのが悔しかったようです。
女子一本目の後、男子一本目が始まる頃から風雪が激しくなり、男子一本目終了後二本目のキャンセルが発表されました。つまり、一本目だけでの順位決定。最終的には全体の四位、南関東の選手で三位になりました。親としてはホッとしたのですが、本人は同じスクールの選手に負けたままになるのが悔しかった模様。
彼女のストレスを晴らす意味もあって、親子で滑りに行き、
荒れた新雪のチャレンジ39の壁を一緒に滑りました。写真はYです。ケミさんはすでにウサを晴らす激走で下にいます。
この時点で選考レースはまあまあ悪くない展開ながら予断を許さない状況。すべては日曜のSLに掛かっていました。
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