2025年4月19日 (土)

霧中夢中試乗スーパーSL篇

 今回の試乗のテーマは、今現在使用中のオールラウンド板Bluemoris M-Potionの後釜探しだったのですが、それからは外れるけど、最後にSL板もちょっと借りてみました。

・Stockli Laser  SL FIS 165cm R=12.4 サイドカーブ非公開   

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 メーカーサイドの人に、湿雪ではたわまない曲がらないと脅かされたにもかかわらず、湿雪でも大変しなやかにたわみ、思い通りに走ってくれました。ホントに良い子ちゃん。

 実は、去年も湿雪で試乗して、その辺のことはよくわかっていました。LASER SL同様、たわみ方に腰があり、踏み込むに従って、ググ、グググッというこの感じは快感で、とても高級な感じがします。

 硬い雪で乗ってないのが本当に残念なのですが、LASER SLの硬い雪での乗り味から類推すると、多分、グリップ感はしっかり確保されているのでしょう。それでいてしなやかで適度に元気。操作性もよいということになると、欲しくなるのですが、

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 ウーン、去年より値段が下がっているように見えるのは、242000が板単体の値段だから。プレートビンディングを乗せると336600らしいです。

 ワタシの板としては完全に予算オーバーです。ななわりびきくらいになりませんか。

・VAN DEER SL World Cup Maker Comp13FDT GW 165cm R=12.5 118.5-67.5-103.5

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 ワールドカップレーサー、マルセル=ヒルシャーが作ったブランド。小規模生産のメイドインオーストリア。なんて聞くと、期待に胸が膨らんだのですが…。

 うーーーーん。なんでしょう、謎です。

 試乗会終了間際の時間のない中で、しかも試乗途中で無粋な電話が掛かって来て試乗を途中で切り上げざるを得ないという経緯はありました。でもね…。

 確かに扱いやすいですよ。でも、それしか感じませんでした。ワタシがニブいんでしょうか。本格的SLらしいたわみ戻りと走りって…、ないの?S社SL FISの後だから余計にそう感じたのかもしれません。

 これは、四月の野沢の湿雪を、ヒルシャーとオーストリアの職人さんが想定していないというだけなんでしょうか。硬い雪で試乗してみるしかないでしょうね。このお値段、

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 今のままでは、ワタシは絶対に払いません。たとえ年収が3倍になっても。

 輸入元のXスポーツさん、御免。あまり悪口言いたくないんだけど、このままじゃホメようがないんです。来年、硬い雪で絶対再試乗します。結論はその時に。

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2025年4月18日 (金)

霧中夢中試乗ストックリ篇

 定価は予算的に合わないのですが、もし、超お値引きの物があったら、という期待をこめてストックリも試してみました。

・Stockli Laser  SL    165cm R=13.6   120-66-98

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 久々のストックリでした。この板はSLセカンドモデルで、事実上一般用小回り系最上級機種です。この時以来です。おそらく変わっていないものと思われます。

 三年前は「シッカリしたトーションで安定したグリップ」という感想でしたが、それは二月の菅平だから。硬い雪ではその点が印象に残るのでしょう。でも、四月の野沢では、しなやかなフレックスが印象的です。しなやかと言ってもだらしなくヘタッとたわむのではなく、踏み込むに従ってググググッというしなやかな腰つきから気持ちの良い抜け。やはりスイスの貴婦人の血統です。高級感があります。

 三年前の二月の菅平、今年の四月の野沢のどちらも最高に近いフィーリングになるのはさすがです。バランスも良く、コブでも扱いやすさが光ります。

 できれば、M-Potionの後釜はコレでお願いしたいところですが、

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 こんんなものが貼ってありましてね。

 超御値引でもどうだかね。

 ちなみに、この板の後、同じストックリブースに置いてあったレーシングの最上級機種SL FISを借りようとするのですが、メーカーサイドの人に、「この板はこの雪じゃ曲がんないよ」と何度も止められました。

 「まあ、良いじゃないですか。曲がらなかったらすぐ返しに来ますから」と答えながら、昨年のこの季節、同じ場所でこんなことがあったのを思い出しました。スタッフは同じ人達です。

 何とか借り出していよいよ出て行こうとするワタシの背中にしつこく「たわまないよー」と声を掛けたオジサン、そろそろ顔を覚えてくれませんかねえ。

 当然のことながら、SL FISは、とてもこちらの言うことを聞いてくれる良い子ちゃんでした。

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2025年4月17日 (木)

霧中夢中試乗ヘッド篇

 小回り系オールラウンドというと、最近、試乗して好感触を得ることの多いHeadは外せないと思いました。

試乗場所 野沢温泉スキー場 やまびこゲレンデ、DコースCコースAコース 少し荒れて来たバーン、緩んではいるがザク雪一歩手前。緩斜面の規則正しい簡単なコブライン。 

・ Head WC SL-Rebel FIS EVO Speedblue 168cm R=12.8  119-68-103

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 165cmが出ていてなかったので、168cmというのを借りてみました。メーカーサイドの人に聞いてみたのですが、基礎系小回りのトップモデルである165cmと、中身は同じだがプレートと長さを変えて、検定等の大回り系をしやすくしているというような話だったと思います。

 ワタシとしては、小回り専用機が欲しいわけではなくオールラウンドが欲しいのでこの板の方が良いかしらと思ったのですが…。

 乗ってみて、何となく前後のバランスの悪さを感じました。なんだかシックリこない感じ。滑り出してみても、何だか足元のシッカリ感がありません。プレートのせいなんでしょうね。返りのキビキビした感じもなく、何となくまったりしてしまいます。ああ、こりゃオレの板じゃないな。

・ Head WC SL-Rebel FIS RP-WCR14 Speedblue 165cm R=12.0  120-66.5-104

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 168cmの直後に165cmに乗ると、はっきりとした違いが分かります。こいつぁあ良いね。

 前後のバランスが良く履いてすぐに操作性の良さが感じられます。プレートのせいで足元のシッカリ感があり、返りもキビキビとしてヒュンと抜けてくれる感じ。ああ、こいつぁあオレの板でも良いなあ。

 一昨年の試乗で、硬くしまった雪に対して少し不安を感じたのはネガティブファクターですが、コブでの扱いやすさは相変わらずだし、購入候補の一つでしょうかねえ。

 御値引の具合にもよるのかなと。

 ちなみに、今回の試乗会では、Headの板には一切、Rやスリーサイズ、お値段等の情報が張られていませんでした。板自体にも表記がありません。メーカーサイドの人に聞いてもアヤフヤで、こちらが「カタログありますか」と聞いて、ようやく荷物の奥から試乗会用という小さな冊子を出してくれました。

 売る気あるんでしょうか。「試乗会用」なら、テーブルの上に出して客が持って行きやすくしといた方が良いと思うぞ。

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2025年4月16日 (水)

霧中夢中試乗ノルブリ篇

 今回の試乗会のテーマは、来来シーズンのワタシのオールラウンド板でした。現在ワタシの愛機23-24Bluemoris M-Potionが来シーズン中に雪上100日を越えるため、来シーズンを終えるとオールラウンド板を購入しなければならなくなります。その時の年度落ちを買うには今試乗しておかなければ、ということ。

 M-Potionの代わりのオールラウンドを選ぶとなると、とても難しいのですが、とりあえず、小回り系オールラウンドを片っ端からあたることにしました。

試乗場所 野沢温泉スキー場 やまびこゲレンデ、DコースCコースAコース 少し荒れて来たバーン、緩んではいるがザク雪一歩手前。緩斜面の規則正しい簡単なコブライン。 

・Nordica Dobermann SLR DC 165cm R=13  120-69-104

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 ノルディカブリザードは兄弟ブランドなので以前乗っていたブリザードSRCを目安にして、SRCに相当する板という話だったので、このSLRを借りました。 

 ノルディカさんをオールラウンド板として購入したことはなく、試乗もあまりないのでちょっと期待したのですが…。

 まず、踏み込んだ時の返りがスラーッとしています。いくら湿雪でもビュンかヒュンくらい言ってほしいんですが、何でしょうねコレ。

 小回り大回りコブとも扱いにくいことはありませんが、あまりに面白みがなく、コレはハズレっていうのかしらん。レベル的にはSRC相当なら間違ってないはずなのにねえ。

・Blizzard Firebird SRC PistonPlate 165cm R=12.5 121-68-105

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 履いた瞬間にシックリ感があります。なにやら懐かしいような…。

 ワタシが乗っていたのは、同じSRCという名前でも2013-14モデルと2016-17モデル。もう九年前のモデルです。Rもサイドカーブもコスメも全く違うのに、なんだろうこの安心感は。

 もしかすると、前後のバランスなのかもしれません。同じ長さのN社SLRと並べてみると、

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トップを揃えた時に、ビンディングのトゥピースの位置を比べると、明らかにブリザードの方が前についています。ブリザードというブランドの血筋がこんなところに現れているのかも。このバランスがコブや荒れ地での操作性の良さにつながっているんじゃないかしらん。

 板の返りもSRCはヒュンといって走ってくれます。中身もこっちの方が良い感じ。大回り小回りコブの全てにおいてSRCの方に好印象を持ちました。

 おまけに

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 この違いは決定的。

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2025年4月15日 (火)

霧中夢中試乗ブルモリ篇

 4/11の野沢温泉スキー場で行われた試乗会の試乗レポです。

 試乗日4/11 曇り所々薄いガス

試乗場所 野沢温泉スキー場 やまびこゲレンデ、DコースCコースAコース 少し荒れて来たバーン、緩んではいるがザク雪一歩手前。緩斜面の規則正しい簡単なコブライン。 

・Bluemoris S-Potion BM Plate 165cm R=12.5  119-65-103

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 菅平での試乗レポで「白黒パンダ」と書きましたが、白黒が逆バージョンもあります。

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 今回は、メーカーサイドの人(というか、松本聖SAJデモ)によくお話をうかがって、頭を整理して念入りに試乗しました。デザイン以外の変更点は、トップの形状を変えてスィングしやすくしたこと、中身をボックス構造にしてトーションを強くしたこと、テールを1mm太くしたことの三点だそうです。

 そう思って試乗すると、足元のシッカリ感が増したような気がします。少なくとも、ワタシが以前乗っていた20-21のS-Potionよりはかなりシッカリしています。ただ、2023-24モデルに試乗した時も同様のことを書いているので、昨年モデルと比較したら微妙な違いなのかも。

 トップ形状とテールの幅の変更は、小回り時の回し込みやすさにつながっているかもしれません。このくらい入って来てくれれば、ワタシでも急斜面で暴走しないかも。

 でも、大回りしようとすると、少し落差が取りにくいかも。踏み込んで板を解放すると真横に板が吹っ飛んでいくような気がします。まあ、それもフリーなら楽しいんですが、クラウン検定を一本でこなそうとする人には微妙にマイナスかも。

 テクニカル検定程度なら、BMプレートを付けなければ適度なシッカリ感になると思います。その場合、落差が出にくいこともターンサイズをまとめやすくて逆に武器になるのかもしれませんね。 

 コブでは少し反応が敏感で返りが元気な気がしました。これは、今使っている23-24M-Potionと比較してしまうからでしょう。多分、コブが特に苦手な人でなければ問題ない範囲と思います。こういう感じは人によると思うので、購入の前に試乗してみることをお勧めします。

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2025年4月13日 (日)

春の小切り分け

 木曜日、ワタシは娘(仮称ケミ)の登校を見送ってから、おもむろに支度を始めました。

 この週は春期が終わって一学期開講前。昨年同様、野沢の試乗会に出掛けることにしていました。

 毎度のことながら、のびのびノンビリと志ん朝さんを堪能して苗場まで運転。

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 ゆっくりし過ぎてかぐらゴンドラの最終便に直前で行かれてしまいました。それにしても、四月の中旬だというのに、かぐらゴンドラ乗り場の階段が二段しか出ていません。すごい積雪量。

 この日はみつまたでほんのちょっと滑り、金曜朝に野沢へ向かいました。

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 野沢も、まだ下まで雪があります。下までは滑れませんが、上ノ平・パラダイスまで降りられます。

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 毛無山の試乗会会場にはガスが出ていましたが、試乗のさまたげになる程ではなく、午前十時頃から午後二時半まで、昼食はリフト上でのオニギリで済ませ、ひたすら滑り続けました。そのレポートはまた後日。

 一方、Yはお義父さんお義母さんの用事をするために、金曜日里帰り。ワタシが車を使っているので、電車で行って向こうでレンタカーを借りてくれました。

 ワタシが野沢から四時間かけて帰宅するちょっと前にYも帰宅。二人ともお疲れ様でした。

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2025年4月12日 (土)

太郎グルグルうろ覚え試乗~ブルモリその他編

・Bluemoris S-Potion BM Plate 165cm R=12.5  119-65-103

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 デザインが白黒パンダになり、サイドカーブ、中身ともに一新したとメーカーサイドの人は力説していました。トップの形状が変わってスィングしやすくなったとか。ただし、短時間の試乗では、あまり違いが感じ取れませんでした。もしかすると、昨年モデルユーザーのエキスパートならジックリ乗れば違いがわかるのかもしれません。

 何にしても小回りは抜群にしやすく、板がヒュンヒュン走って快感度は高いですし、扱いやすいです。コブもオッケー。相変わらず良い板だと思います。

・Bluemoris S-Potion Ltd.+ロングプレート 165cm R=12.5  119-65-103

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 全日本技術選に出ている選手の要望で作ったリミテッドモデル。昨年同様、ワタシ程度では性能を発揮させてあげられない感じです。ワタシなら間違いなくノーマルSを選ぶでしょう。その方が楽しいから。

・Stockli  LASER WRT Pro    172cm   R=14.8  119-67-101

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 昨年と同じ物が来ていたので乗ってみました。おおよそ昨年と同じ感想です。ただし、今年はコブにも入ってみました。一応浅いコブなら使えそうです。独身時代だったらねえ…。

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2025年4月11日 (金)

太郎グルグルうろ覚え試乗~SL板篇

 娘のJOC前の菅平太郎山での試乗会のレポートです。正直言ってちょっと時間が経ち過ぎて、うろ覚えになりつつありますが、頑張って思い出してみます。この日は時間がなかったのですが、シュワルツコースの硬い急斜面、天狗下部の中緩斜面のコブ、ファミリーゲレンデの中斜面をグルグル回って効率的に試乗しました。

試乗日3/22  多分曇り

試乗場所 

 菅平高原スキー場 シュワルツコース、下部に浅いコブのついた天狗ゲレンデ、ファミリーゲレンデ 

・Fischer RC4 Worldcup NOIZE SL Woman M-Plate 158cm   R=11.4  サイドカーブ非公開

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 来シーズン、娘(仮称ケミ)が使用する可能性があるので両親が先に試乗してみました。24-25モデルまで開いていたトップ部の穴が消えました。これが大きな変更点。メーカーサイドの人は、「これは好き好きで」という意味のことを言っていたと思います。適度なグリップ感で適度に走り、特に突出したところもありませんが、扱いやすいと感じました。Yも似たようなことを言っていたと思います。

 ちなみに、二人ともコブで使ってみて使えることを確認しました。それほど使いやすいということだと理解してください。

 でも、ケミさんは、「デザインがダサくてヤダ」と言っています。おそらく、この2025-26モデルではなく、24-25モデルを購入することになるのでしょう。穴よりデザインてことですか。

・Bluemoris Fighter SL FIS   165cm R=12.5 119-65-102

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 24-25モデルと変わっていないと思います。昨年同様、適度な返りで使いやすくグッドフィーリング。Yは、「F社より少しボンヤリしている」というようなことを言っていましたが。

 大きく変わったのは、コレ↓。

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 昨年と比べて16500ほど数字が増えてます。が、上記F社や下記A社と比べると、かなりお安いんじゃありませんか。素晴らしいコストパフォーマンス!自分自身がレーサーだったら、間違いなくコイツを選びます。

 親としても、是非、マテリアルチェンジをしてもらいたいところですが…、レーサーのフィーリングは尊重しなければならないですからねえ。

・Atomic  Redster S9 W FIS  157cm   R=11  118-65-102

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 Yに、全く別のフィーリングのものを乗ってみたいと言われて、コレを勧め、自分でも乗ってみました。まあ、予想通りとは言いながら、グリップ力と板の走りが上記F社B社とまるで違います。こいつぁスゴイ。

 でも、この性能がそのままレースでのタイムに反映するかというと、そうは行かないでしょう。この強すぎるグリップ感はネガティブファクターにもなりえますし、このテールの短さはテールでのコントロールを多めに使うスキーヤーには使いづらいと感じるはず。

 現に、ワタシはコブでこの板の返りをもてあましましたし、Yはコブではテールが短すぎて使いづらいと言っていました。

 ということは、実際のレースでは、掘れてきたり荒れてきたりした時にレーサーのスタイルや力量が問われることになるってことじゃないかと推測します。つまり、まるで合わないレーサーがいるってこと。

 Yの結論、「すごく良い板で気持ち良いけど、アタシにはオーバースペック」がその辺の事情を物語っているかも。

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2024年5月 3日 (金)

残雪ブルモリ試乗マニア板篇

 その他、マニア向け板のレポートです。

試乗日4/28  晴れ

試乗場所 かぐらスキー場 少しボコボコになりつつあるメインバーン、和田小屋正面のコブライン。

・Bluemoris S-Potion Ltd.+ロングプレート 165cm R=12.5  119-65-102

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 野沢でも乗ってみた選手用のS-Potionに、また乗ってみました。かぐらのコブでどうかしらと思ったので。

 結論から言うと、ぜーんぜんオッケー。特に跳ねられるということはありませんでした。

 でも、やっぱりコブ以外の面白さという点で、普通のS-Potionが優る気がします。

 多分、硬いところに行けば、こっちの方が頼りになるんでしょうけどね。

・Bluemoris  JAZZY80 167cm R=13.0  120-80-97

 この板、実はワタシは履いていません。なので写真もないのですが、Yが履いて大変気に入ったようなので、記事にしました。

 まず、ひじょーに楽だそうです。何をやるにも楽だとか。

 軽量で前後のバランスが良く、太過ぎないので板が重なることもなく、荒れた斜面もコブも楽チン。

 あんまり楽過ぎるので、気を抜き過ぎて気付いたらリカバーできなくなることがあるって言ってました。

 三年前にコイツの昔のモデルにワタシが試乗して感じたのですが、ワイルドなバーンに向いてるってことですかねえ。

・Bluemoris  JONDANO 177cm R=15.5  129-105-126

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 やっぱり最後にはイロモノマニアの血が騒いで、変った板に乗ってみました。渡部浩司さん使用のフリーライドコンペモデルだそうです。

 軽いのにかなり足元にシッカリ感があります。また、荒れた斜面でも小回りがしやすいです。トップとテールが細くなってロッカーしているので、小回りする時に使うエッジの長さは150cmくらいなんじゃないかしらと思いました。そのくらいの小回り感。コブでも使えます。

 ただし、普通に小回りしようとすると、板がカチカチ触れ合ってちょっとうるさいです。

 多分、フリーライドコンペという競技だと威力を発揮するんでしょうが、一般人がコイツに乗るシチュエーションを、ちょっと想像できませんでした。まー、一般的にはイロモノそのものですね。~o~

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2024年5月 2日 (木)

残雪ブルモリ試乗コブ板篇

 日曜日のかぐらでのブルモリ試乗レポです。まずはコブ板B-Potion。

試乗日4/28  晴れ

試乗場所 かぐらスキー場 少しボコボコになりつつあるメインバーン、和田小屋正面のコブライン。

・Bluemoris B-Potion LとH  167cm R=19.6  95-63-88

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 まず、ワタシがソフトタイプのL、YがハードタイプのHを試乗。その後、交代してワタシがH、YがLを履きました。

 最初に気になったのは、昨年、Yがこの板を試乗した時に、「トップ部が長すぎて使いにくい」と言っていたこと。

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 ↑の写真は、黒いB-Potion 167cmと我が家の白いH社F17 166cmを、テールを揃えて撮ったもの(ブーツサイズが違うのでトゥピースは揃って見えます)。F17のヒールピースが数cm前にあるのが判ります。確かに、ブーツセンターの設定は今年もブルモリの方が後ろにありそうです。

 しかし、今回、Yはトップが長いという感想を口にしませんでした。雪質のせいなのか、それとも、ブルモリの方で、今年、多少調整したのかは不明です。

 ワタシが試乗した感じでもトップが長すぎるという気はしませんでした。でも、ギリギリかもしれませんねえ。もし我が家で購入したら、多少、魔法をかけることになるのかも。

 トップのことは言わなかったけど、センターの細さは言ってました。確かに、F17より1cm細いからね。

 でも、細くても使い難さはなかったです。

 Lの方は初めて試乗したのですが、そんなに柔らか過ぎるとは思いませんでした。少なくともコブでは普通に使いやすいです。

 ただし、コブ以外を滑る時に大人し過ぎるかなーと思っていたら…。

 Hに乗り換えてハッキリしました。コブ以外ではHの方が明らかに面白いです。ちょっとボコボコの斜面の大~小回りでも板の返りがあって走ってくれます。これはけっこう楽しかったです。

 コブでの違いは感じられませんでした。もしかして、びみょーーにLが大人しいのかもしれません。

 この細身だとコブ以外の使用を想定する人は少ないかもしれませんが、コブ以外でも楽しみたいならHでしょう。逆にコブ以外の使用を考えておらず、コブに自信がないならLなのかと。

 たとえば、コブに自信がないのでコブスペシャル板を用意したい一級~テクニカル受験者なんていう人がいたら、コイツのLがピッタリかもね。

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