2024年5月 3日 (金)

残雪ブルモリ試乗マニア板篇

 その他、マニア向け板のレポートです。

試乗日4/28  晴れ

試乗場所 かぐらスキー場 少しボコボコになりつつあるメインバーン、和田小屋正面のコブライン。

・Bluemoris S-Potion Ltd.+ロングプレート 165cm R=12.5  119-65-102

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 野沢でも乗ってみた選手用のS-Potionに、また乗ってみました。かぐらのコブでどうかしらと思ったので。

 結論から言うと、ぜーんぜんオッケー。特に跳ねられるということはありませんでした。

 でも、やっぱりコブ以外の面白さという点で、普通のS-Potionが優る気がします。

 多分、硬いところに行けば、こっちの方が頼りになるんでしょうけどね。

・Bluemoris  JAZZY80 167cm R=13.0  120-80-97

 この板、実はワタシは履いていません。なので写真もないのですが、Yが履いて大変気に入ったようなので、記事にしました。

 まず、ひじょーに楽だそうです。何をやるにも楽だとか。

 軽量で前後のバランスが良く、太過ぎないので板が重なることもなく、荒れた斜面もコブも楽チン。

 あんまり楽過ぎるので、気を抜き過ぎて気付いたらリカバーできなくなることがあるって言ってました。

 三年前にコイツの昔のモデルにワタシが試乗して感じたのですが、ワイルドなバーンに向いてるってことですかねえ。

・Bluemoris  JONDANO 177cm R=15.5  129-105-126

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 やっぱり最後にはイロモノマニアの血が騒いで、変った板に乗ってみました。渡部浩司さん使用のフリーライドコンペモデルだそうです。

 軽いのにかなり足元にシッカリ感があります。また、荒れた斜面でも小回りがしやすいです。トップとテールが細くなってロッカーしているので、小回りする時に使うエッジの長さは150cmくらいなんじゃないかしらと思いました。そのくらいの小回り感。コブでも使えます。

 ただし、普通に小回りしようとすると、板がカチカチ触れ合ってちょっとうるさいです。

 多分、フリーライドコンペという競技だと威力を発揮するんでしょうが、一般人がコイツに乗るシチュエーションを、ちょっと想像できませんでした。まー、一般的にはイロモノそのものですね。~o~

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2024年5月 2日 (木)

残雪ブルモリ試乗コブ板篇

 日曜日のかぐらでのブルモリ試乗レポです。まずはコブ板B-Potion。

試乗日4/28  晴れ

試乗場所 かぐらスキー場 少しボコボコになりつつあるメインバーン、和田小屋正面のコブライン。

・Bluemoris B-Potion LとH  167cm R=19.6  95-63-88

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 まず、ワタシがソフトタイプのL、YがハードタイプのHを試乗。その後、交代してワタシがH、YがLを履きました。

 最初に気になったのは、昨年、Yがこの板を試乗した時に、「トップ部が長すぎて使いにくい」と言っていたこと。

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 ↑の写真は、黒いB-Potion 167cmと我が家の白いH社F17 166cmを、テールを揃えて撮ったもの(ブーツサイズが違うのでトゥピースは揃って見えます)。F17のヒールピースが数cm前にあるのが判ります。確かに、ブーツセンターの設定は今年もブルモリの方が後ろにありそうです。

 しかし、今回、Yはトップが長いという感想を口にしませんでした。雪質のせいなのか、それとも、ブルモリの方で、今年、多少調整したのかは不明です。

 ワタシが試乗した感じでもトップが長すぎるという気はしませんでした。でも、ギリギリかもしれませんねえ。もし我が家で購入したら、多少、魔法をかけることになるのかも。

 トップのことは言わなかったけど、センターの細さは言ってました。確かに、F17より1cm細いからね。

 でも、細くても使い難さはなかったです。

 Lの方は初めて試乗したのですが、そんなに柔らか過ぎるとは思いませんでした。少なくともコブでは普通に使いやすいです。

 ただし、コブ以外を滑る時に大人し過ぎるかなーと思っていたら…。

 Hに乗り換えてハッキリしました。コブ以外ではHの方が明らかに面白いです。ちょっとボコボコの斜面の大~小回りでも板の返りがあって走ってくれます。これはけっこう楽しかったです。

 コブでの違いは感じられませんでした。もしかして、びみょーーにLが大人しいのかもしれません。

 この細身だとコブ以外の使用を想定する人は少ないかもしれませんが、コブ以外でも楽しみたいならHでしょう。逆にコブ以外の使用を考えておらず、コブに自信がないならLなのかと。

 たとえば、コブに自信がないのでコブスペシャル板を用意したい一級~テクニカル受験者なんていう人がいたら、コイツのLがピッタリかもね。

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2024年4月29日 (月)

金色と田代ブルーと残雪と

 土曜日は再び、娘(仮称ケミ)の帰宅を待っての出発でした。このところ何故か、ウチの予備校は比較的カレンダー通りに近く休んでくれます。そうなると、GWは子供のいる者にとってまさに金色の輝き。

 日曜日、我が家は6時50分マンション出発で田代へ。みつまたに雪が無いのでケミさんのトレーニングは田代です。

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 田代ロープウェイ降り場からの眺めです。いやー、先週から比べても雪がなくなったー。

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 でも、空は素晴らしい田代ブルー。

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 トレーニングバーンは緩斜面ですが、スラロームセットをしっかり張ってくれました。

 我々夫婦はケミさんの一本目だけ見てかぐらへ移動。かぐらでブルーモリスが試乗会をやってくれていました。

 レポートはまた後日。

 日曜はレッスンが多くゲレンデには人がいましたが、

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 リフトはそれほど混みませんでした。んで、十分試乗を楽しめました。

 二時過ぎにケミさんはトレーニング終了。下へ降りて風呂を済ませた我が家はみつまたへ下り、

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 三人で、山菜ハンターでした。

 月曜も、

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 午前中はなかなか良い天気。

 残雪の中、ケミさんは今シーズン最後のスラロームトレーニング。

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 本人的には、かなり手ごたえがあったらしいです。「ケミ、来シーズンSLがすごく速くなっちゃうかも」って、キミは楽観的すぎないか。

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 最後に定点観測地点。昨年同時期と比べると、いやー、少な過ぎるよー。

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2024年4月14日 (日)

試乗三昧の旅マニア板篇

 S社とM社はお昼前、最後のは午後二時過ぎの試乗で雪はかなり緩んでいました。午前九時半から午後二時半まで、昼食も取らずに滑り続けました。久々に試乗三昧の一日でした。

試乗日4/12 晴れ

試乗場所 野沢温泉スキー場 やまびこゲレンデ、DコースCコースAコース 少し荒れて来たバーン、緩んではいるがザク雪一歩手前。深くなってはいるが緩斜面の規則正しい簡単なコブライン。 

・Stockli  LASER WRT Pro    172cm   R=14.8  119-67-101

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 メーカーサイドの人に、「この板の中身はレーシングだから、こんな雪じゃこの板はたわまないよ。小回りは出来ないよ」と散々脅かされての試乗だったので、ドキドキしたのですが…、そんなこたぁないよ。

 足元はしっかりしてるけど、軟雪でもしっかりたわんでビュンビュン返って来ます。すげー。

 小回りも中回りも大回りもぜーんぜん出来ます。非常に自在感があります。ただし、油断すると外足跳ね上げられて内足ターンになるけどね。

 でもね、これが楽しいんですよ。内足ターンになるたびに「ひゃっほー!」。これこそスキーってモンです。~o~

 いやー、独身時代にこの板に巡り会ってたらね、間違いなく購入したんですけどね。今や、我が家の経理部長様はこの板の値段をぜーったい許容しません。

 技術的には、かなりのレベルを要求してきます。多分、クラウンくらいは持っててくださいって感じじゃないかと。メーカーサイドの人は、「パネルスラローム向け」って言ってました。

・妙高連山 JB 171cm R=15.8 115-68-99

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 妙高連山、初めて見ました。会社は四年前出来て、この試乗会には去年から来ているそうです。こういう板を見ると、イロモノマニアの血が騒ぎます。

 JBは上級者オールラウンドなのだそうですが、メタルは入っていません。軽いです。細身なのでオールラウンドといっても整地やコブ向けでしょう。整地(もう荒れてましたが)では丸くたわんで結構走ります。この軽さと細身のテールならコブで良さそうだと思ったのですが、少し跳ねます。でも使える範囲かな。

 面白い板だと思うし、こういうマイナー板は大好きなのですが、このJBに関していうとこの板を選択する理由は、妙高愛あふれる妙高常連かさもなければ値段かになるかも。

 でも、もしかして、一本でテクニカルを受けたいという人には、O社TC-Sより良いかもしれませんね。

・石井スポーツオリジナル MOCU² DOUBLE FACE4 165cm R=15  121-80-106

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 今年の試乗会の究極のイロモノ。石井スポーツが企画した板だそうです。

 滑り出した瞬間に軽さを感じます。際限なく逆ヒネリできそうです。

 にもかかわらず荒れた軟雪の斜面でも普通に中回りができます。コブでも非常に使いやすいです。

 こういうコンセプトの板としては良く出来てるし、ある程度気楽に何にでも使えそうで面白いんですが…。でも、敢えてこの板を購入するとしたら理由は…、「軽くて楽」「レアだから」くらいしかないかもね。

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2024年4月13日 (土)

試乗三昧の旅ショート篇

 小回り板にも乗ってみました。もうお昼前後で、雪はかなり緩んでいます。

試乗日4/12 晴れ

試乗場所 野沢温泉スキー場 やまびこゲレンデ、DコースCコースAコース 少し荒れて来たバーン、緩んではいるがザク雪一歩手前。深くなってはいるが緩斜面の規則正しい簡単なコブライン。 

・OGASAKA TC-S FM585    165cm   R=12.9  119-67-103

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 お昼近かったので、人気板も空いているだろうと思ってオガのブースへ行ってみました。この間があんなだったので、ちょっとドキドキでしたが、今度は普通に対応してくれて色々お話も聞けました。まず、FMプレート付き165cmを借りてみました。

 非常にしなやかで足元のたわみが感じられ、荒れて来ているやまびこDの斜面をかなり元気よく小回りできました。踏んでたわませるとヒュンと抜けて次のターンポジションまで正確にかつオートマチックに走ってくれます。いいじゃないの。

 先日、菅平で乗った通りです。

 こんなに元気だとコブラインで跳ねられるかと思ったのですが、テールが使いやすいということなのかコントローラブル。挙動が安定しています。

 何故、TC-S〇ではなくTC-Sなのか聞いてみたのですが、オガの社員さんも「TC-SKが何年」とかが判らなくなってきていて、そろそろもう良いんじゃないかということになったとか。

・OGASAKA TC-S SR585    170cm   R=13.7  119-67-103(スリーサイズは写真がボケて確認できないが多分

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 SRプレートの165が帰って来ないので170に乗ってみました。驚いたことにかなり乗り味が変わります。足元にしっかり感があり、返りが適度で扱いやすいです。逆に言えば元気が良くなくて刺激が少ないってこと。コブでも挙動が安定していました。

 多分、これだけシッカリ感があると硬い雪になった時にも頼りになるのでしょうし、必要な返りは得られますから、体重のある男性が選ぶならコッチなんでしょう。ワタシ(体重63kg)程度でも十分たわみます。

 では、体重のない女性などはFMが良いかというと、そこは難しいでしょうねえ。以前、ブルモリのS-Potionのフレックスが三段階に分かれていた時、一番硬いのと真ん中のフレックスを乗り比べたYが、真ん中の方を「元気が良すぎる」と評したことがあります。一番硬い方がたわみが出過ぎなくて乗りやすいというわけです。

 コレは雪質にもよるし、そもそもその人の技術体力と好みにもよります。決局、本人が試乗してみたフィーリング以上に頼りになるものはないってことでしょうか。

 どちらを選ぶにしても、この板の性能を発揮させたいならテクニカル以上の技術が必要だと思います。特に、FMの方を選ぶと元気の良さに跳ね飛ばされるかもしれないので。

 ちなみに、メーカーサイドの人によると、170cmと言う設定は「あんまり売れない」設定なんだとか。テククラ受験の人から一台で済ませたいという要望があって170を出しているんだそうです。でも、テク受験にはちょっとオーバースペックのような気がしますけど。

・Bluemoris S-Potion Ltd.+ロングプレート 165cm R=12.5  119-65-102

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 メーカーサイドの人によると、全日本技術選に出ている選手からの要望で作ったとか。渡部浩司松本聖モデルってことか?フレックスを選べた時代で言えば、4.0に相当するそうです。

 プレートのせいもあって足元にシッカリ感がありますが、硬すぎるとは思いませんでした。コブでもテールの使いやすさが生きてコントローラブル。

 でも、自分で選ぶならノーマルS-Potionを選ぶと思います。その方が普通に楽しめそうだから。

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2024年4月12日 (金)

試乗三昧の旅GS篇

 今週、娘(仮称ケミ)は学校でした。ワタシは今週一杯お休みです。木曜日、ワタシ一人、八王子のチューンナップショップに板を出しに行き、そのまま圏央道に乗って苗場へ。金曜の野沢試乗会に参加するためです。

 道中、志ん朝さんの二朝会CDのまだあまり聞いていなかったヤツを、のんびりと聞きながらの運転でした。この頃の志ん朝さんは、端正で品が良いけど若くて硬いですねえ。

 苗場に一泊して、朝7時半過ぎに野沢へ。野沢は9時半でC駐車場でした。

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 下界はまったく雪がありません。

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 ゴンドラ降り場が試乗会受付に近くなりました。試乗会のためのゴンドラ?~o~

 まずは、我が家が来期購入予定のGSマスターズから。この試乗会はあまりGS板が来ていなかったのですが、朝のうちに三台乗れました。

試乗日4/12 晴れ

試乗場所 野沢温泉スキー場 やまびこゲレンデ、DコースCコースAコース 柔らか目だが、まだグリップ感のある雪 

・Atomic  Redster G9 RS Revoshock  183cm   R=24  105-67.5-89

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 ごついプレートのおかげか足元にシッカリ感があり、軟雪でもよくたわみ走る。多分、ポールゼットの中でも上手くやれそうで、けっこう好感度高かったが、朝イチだったためもあって、踏み外しがあった。ちょっと購入候補にするには不安。

・Blossom Master Race GS 180cm R=23 104.7-68.6-89.5

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 二月の菅平では、不完全燃焼だったが、今回は本領を発揮。Atomicの後だったので、違いが際立った。足元からしなやかでたわみ戻りが強いため、軟雪でも非常に楽しめる。この日、滑りながら歓声を上げちゃった数台のうちの一台。ただし、この返りの強さは、走りにつなげられると速さになるのだろうが、雪面状況によっては上に抜けそうになる。

・OGASAKA Triun GS-M +SR585   185cm   R=25  105.7-67-89.7

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 A社のシッカリ感、B社の返りなど突出し個性はないが、バランスが良い。安定感、張り付き感はあるが面白みはない。我が家で購入候補にならない典型的な板。扱いやすいとは思うが、これを速さにつなげられるかどうか。レーサー本人のやったこと以上のものは何ももたらしてくれない。良くも悪くもオガサカテイストってことですか。

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2024年4月 4日 (木)

湿雪SL試乗

 23日の試乗はGS板中心だったのですが、昼にポールコースが昼食休憩になってしまったために、その時間、SL板にも乗ってみました。 

試乗日3/9 曇り時々晴れ

試乗場所 

 菅平高原スキー場 ファミリーゲレンデ、白金ゲレンデの湿雪の載ったバーン 

・OGASAKA Triun SL SR585    165cm   R=12.8  116-65-104

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 履いてみてやや重い印象を受けました。滑り出しても同様。少しモッタリとして機敏な感じがしませんでした。このメーカーのSL板はしばしばそういう味付けになるので、来シーズンもそうなのかしらとも思ったのですが、何せこの日のファミリーコースは湿雪が溜まって荒れていたので、まあ板の性能は引き出せてないってことかなとも思いました。

・Stokli LASER WRT SL FIS    165cm  R=12.4 サイドカーブ非公開

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 O社のSLを履いてガッカリしたので、たいして期待せずに借りたのですが、イヤハヤ、ぜーんぜん違うじゃない。

 荒れた雪に張り付き、湿雪の中でもシッカリたわんでビュンビュン走り抜けてくれます。すげー。

 でも、O社が185900円であるのに対して、

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 この迫力ある値段設定ですから、まあ、値段だけのことはあるということかしらん。

・Bluemoris Fighter SL FIS   165cm R=12.5 119-65-102

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 これもあまり期待せずに乗ったのですが、あら、コイツでもビュンビュン行ってくれるじゃないか。

 S社よりいくらか軽い感じがしますし、これでタイムが出るのかは分かりませんが、でもお値段が

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 見よ、このハイコストパフォーマンス。~o~

・OGASAKA TC-S FM585    165cm   R=12.9  119-67-103

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 SL板のついでにTC-Sにも乗ってみました。

 言っておかなければならないのは、この日の雪に一番合っていたのはこの板でした。だから、この板の評価が高くなって当然です。硬いバーンになったらTriunの方が高評価になるでしょう。それは間違いありません。

 だから何割かは割り引いて読んでもらわなけれはならないのですが、それにしても、コイツは良いわ。

 湿雪の荒れ地の中で雪面をシッカリ捉えて、しなやかにたわみ、ビュンビュン走り、抜けます。何年か前から感じていたのですが、TC-Sはホントにワタシ好みになりました。

 まあ、今回の板に関して言うと、もっと色々な状況で乗らないと最終的な評価は定まりませんけど、この日に関してはこの板が一番楽しませてくれました。

 さて、板は褒めてあげたいのですが、今回、この板の試乗時に関しては苦言を呈さずにいられません。この板をO社のコーナーに借りに行った時のこと。まず係員がいなくて困りました。

 隣のメーカーの人が呼んでくれたので、ようやく奥から若い人が出てきました。ソール長と解放値を聞かれたので、「283の9でお願いします」と言ったら、「そんなにスピード出すんですか?」と不満そうな顔をします。いや、いつもそのくらいの数値だしコブも滑るからと思い、「それでお願いします」と言ったら、彼は何が不満なのか、ソール長と解放値をセットして雪上に板を置き、また奥に引っ込んでしまいました。

 オイオイ、前圧のチェックとかやんないし、「どうぞ」の一言もないのかよ。

 試乗会でこういう扱いを受けたことがなかったので、唖然としました。

 以前からO社の社員さんは上から目線になる傾向があったのですが、今回のは単なる上から目線では済まないでしょう。こんな態度の社員が販売促進をしていては、良い板を作った職人さんが可哀想です。O社さん社員教育考え直したらいかが。

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2024年4月 3日 (水)

かぐら近況と湿雪GS試乗

 月曜のかぐらです。

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 定点観測地点のBBQ台が見え始めました。

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 しかし、まだ頭上注意。雪はあります。

 さて、すっかり忘れないうちに先日の菅平でのICIの試乗会のレポートを書かなければ。

 最初にお断りしておかなければなりませんが、この日は、湿雪が降った後であまり試乗会向きの雪ではありませんでした。しかも、我が家ではGS板を購入する年であったため、GS板中心の試乗となり、板の性能を十分に引き出した試乗にならなかったのは残念でした。

試乗日3/23 曇り時々晴れ

試乗場所 

 菅平高原スキー場 ファミリーゲレンデ、白金ゲレンデの湿雪の載ったバーンとファミリーゲレンデの簡単なポールコース 

・Fischer RC4 Worldcup GS Masters ALU/KU-Plate 183cm   R=25.3  サイドカーブ非公開

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 我が家のGS板は2018年に購入したF社GSMastersだったので、その後釜としてまずF社を試乗しました。メーカー側の説明ではマスターズ板に力を入れていて、こちらの板はFIS板の素材を使ったトップモデルという話でした。

 まず、ファミリーコースでフリーをしてみたのですが、うーーーん、可哀想なくらいにトップが雪を咬まず板がたわまず走らず回らず…。多分、こんな雪でなければ違うんでしょうねえ。

 湿雪が排除されたポールコースにも入ってみましたが、超簡単なセットだったので難なく滑れてしまい、あまり他の板との違いは感じ取れませんでした。

 Yの感想も同様。

 これで280500円という値段を見せられると、貧乏性Yは良い顔をしません。この板はまず購入候補から外れてしまいました。

・Fischer RC4 Worldcup  Masters M-Plate 181cm   R=21 サイドカーブ非公開

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 GSマスターズのセカンドモデルという位置づけらしいのですが、コイツは、我が家のGSマスターズの血筋らしいです。湿雪のフリーでもトップが雪を捉えてたわみ走り抜け、気持ち良く滑れました。いやー、コレは良いかも。

 ポールコースでも非常に取り回しが楽で気持ちよく滑れました。

 しかし、あまり楽だとタイムが出るのか気になります。181cmのR=21という設定もやや我が家の求めるところと違っているかも。

 Yも同意見でした。 

 多分、基礎で使うならコレです。ワタシが再び都技選に出るなら、24万という値段にYが渋い顔をしても、コレを購入するでしょう。 でも、基礎の大会にはもう出ませんからねえ。

 多分、クラウン検定の大回りならドンピシャです。181cmのR=21も検定バーンなら悪くありません。

 でも、GSセットの中だと…。回り過ぎてタイムが出ないかも。

・Blizzard  Firebird  GS Racing 183cm   R≧23 103-65-86

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 他にH社やA社GS板にも試乗したのですが、フィーリングが一番良かったのはコイツでした。湿雪の中のフリーでもよくたわみ走ってくれました。ポールコースの中でも扱いやすかったです。

 Yもこの板を高評価。183cmR=23という数字が現在使っているF社GSMと同じなのも、この人の評価を上げた一因でしょう。

 もちろん、170500円という数字も。~o~

 今年は試乗する機会があまり残されていないので、コイツで決定かも。

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2024年3月26日 (火)

JOC参戦記~はじまりのおたのしみ

 22日の金曜日、娘(仮称ケミ)は中学校の学年終了式でした。終了式ではるか以前のレースの入賞を学校表彰してもらったそうです。ちょっと嬉しそうでした。

 でも、もらったはずの成績表はまだ見せてくれません。五段階で2と5は無かったそうですから、まあ、平均的ってことなんでしょうけど…。~o~;;

 金曜にケミさんの帰宅を待って菅平へ。いよいよ、JOCが始まります。ケミさんはレーシングスクールの合宿所に入り、我々は上田のビジネスホテルへ。レーシングスクールの合宿は仲良しの同級生Rちゃんに会えて楽しかったらしいのですが、我々二人もお楽しみ。

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 先日の「幸村」さんと同じ地下街の「信濃」さんへ。家族経営で和やかな雰囲気のお店でした。

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 食べ物のメニュー。居酒屋なのに焼き鳥も刺身もありませんが、

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 右の「おでん盛り合わせ」も美味しかったけど、左の「きのこ豆腐煮」が絶品。きのこの種類が豊富です。「そばがきつみれ」というのを頼んでみたら、

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 これまた、絶品。お酒のメニューも

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 この辺りの良酒を揃えてます。「信州亀齢 純米」と「福無量 純米」を飲んだ後、メニュー外で「どむろく」という張り紙に心惹かれて頼んでみたら、

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須坂市の遠藤酒造場さんの「渓流 どむろく」でした。

 なかなかユニークで美味しいお店でした。カウンターが加熱式たばこOKだったのは、ちと残念でしたが。

 翌23日(土)、ケミさんはパインビークでトレーニングでしたが、我々夫婦はこれまたお楽しみ。太郎山でICIの試乗会でした。湿雪が降った後であまり試乗日和ではありませんでしたが、そこはまあ、我々ですから…。疲労困憊するほど乗りまくり。試乗レポは近日中に。

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2024年3月14日 (木)

望外牛刀試乗

 先日の戸隠でのファットスキー試乗のレポです。

試乗日3/9 雪のち曇り

試乗場所 

 戸隠スキー場 アドベンチャーコース・チャレンジコースの踏み荒らされた20cmほどの新雪

・ICELANTIC SHAMAN110  182cm  R=15  160-110-130

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 この日は突然のレース中止で、朝のうちレーサー達までもファット試乗に走ったりしたため、試乗板があまり残っていず、いきなり一番太い板を履きました。新雪がもともと20cmほどしかない上にほぼ踏み荒らされており、この板では大げさすぎました。こういうのを牛刀割鶏と言うんでしょうね。

 整地でも意外とシッカリ感があります。ワタシの履いているV社のファットに近い乗り味です。板自体は非常に軽く前後のバランスが良いため踏み荒らされた荒れ地に行っても取り回しやすく楽です。

 ただし、コブ斜面に行くと必要以上に跳ねる感じがあります。比較的細身のPioneerという板に乗ってもこれを感じるので、このメーカーの特性なのかもしれません。これは、おそらく、フカフカの深雪でリバウンドをもらってターンに入りやすいようにということなんでしょうけど、コブの上に新雪が載ることの多い八海山などでは、踏み荒らされてくるとちょっと使いにくいかもしれません。

 ちなみに、この板左右合わせると

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絵が完成します。

・ICELANTIC NOMAD100  176cm  R=19  135-100-127

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 ツインチップなのでパークに普通に入れるそうです。もちろん、ワタシゃパークに入らないので関係ないけど。

 普通に乗るとややテールに頼りなさを感じ、そのためYなどは、「この板ダメです」と言っていましたが、ワタシは自由度が高い感じで嫌いではありません。分かっていれば整地も楽に乗れるし使い勝手は良さそう。

 荒れた斜面でも非常に取り回しが楽でした。

 ちなみにこの板も

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 Nomad(遊牧民)なのに、何故カウボーイ?

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