霧中夢中試乗スーパーSL篇
今回の試乗のテーマは、今現在使用中のオールラウンド板Bluemoris M-Potionの後釜探しだったのですが、それからは外れるけど、最後にSL板もちょっと借りてみました。
・Stockli Laser SL FIS 165cm R=12.4 サイドカーブ非公開
メーカーサイドの人に、湿雪ではたわまない曲がらないと脅かされたにもかかわらず、湿雪でも大変しなやかにたわみ、思い通りに走ってくれました。ホントに良い子ちゃん。
実は、去年も湿雪で試乗して、その辺のことはよくわかっていました。LASER SL同様、たわみ方に腰があり、踏み込むに従って、ググ、グググッというこの感じは快感で、とても高級な感じがします。
硬い雪で乗ってないのが本当に残念なのですが、LASER SLの硬い雪での乗り味から類推すると、多分、グリップ感はしっかり確保されているのでしょう。それでいてしなやかで適度に元気。操作性もよいということになると、欲しくなるのですが、
ウーン、去年より値段が下がっているように見えるのは、242000が板単体の値段だから。プレートビンディングを乗せると336600らしいです。
ワタシの板としては完全に予算オーバーです。ななわりびきくらいになりませんか。
・VAN DEER SL World Cup Maker Comp13FDT GW 165cm R=12.5 118.5-67.5-103.5
ワールドカップレーサー、マルセル=ヒルシャーが作ったブランド。小規模生産のメイドインオーストリア。なんて聞くと、期待に胸が膨らんだのですが…。
うーーーーん。なんでしょう、謎です。
試乗会終了間際の時間のない中で、しかも試乗途中で無粋な電話が掛かって来て試乗を途中で切り上げざるを得ないという経緯はありました。でもね…。
確かに扱いやすいですよ。でも、それしか感じませんでした。ワタシがニブいんでしょうか。本格的SLらしいたわみ戻りと走りって…、ないの?S社SL FISの後だから余計にそう感じたのかもしれません。
これは、四月の野沢の湿雪を、ヒルシャーとオーストリアの職人さんが想定していないというだけなんでしょうか。硬い雪で試乗してみるしかないでしょうね。このお値段、
今のままでは、ワタシは絶対に払いません。たとえ年収が3倍になっても。
輸入元のXスポーツさん、御免。あまり悪口言いたくないんだけど、このままじゃホメようがないんです。来年、硬い雪で絶対再試乗します。結論はその時に。
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