2007年10月22日 (月)

「貢献」したがる日本人

 松坂君がプレーオフ第七戦で、とうとう勝ち投手になりました。岡島君も活躍したようで、けっこうなことです。松坂君には、ボストン移籍の時から非常に注目していたので、今年の最後にこの活躍は嬉しい限りです。ワールドシリーズではさらに良いピッチングを期待しています。

 さて、この松坂君を始めとして日本人メジャーリーガー出場のゲームを放送する時、あるいは、サッカーのヨーロッパ組の活躍を伝える時、メディアが好んで使う言葉が、「チームの勝利に貢献しました」という言葉。なんだか、ひっかかりませんか。「活躍した」なら判るんだけど、「チームの勝利に貢献」て何でしょう。だって、チームスポーツなんだから活躍すれば自然にチームの勝利に貢献するはずでしょ。

 多分、「活躍」というほどのはっきりした数字は残してないけど、チームの役には立ってるから安心してくださいという程度のつもりなんでしょうねえ、報道する側は。てことは、あんまり喜べる活躍じゃないってことか。

 だって、イチローが一試合五本ヒット打ったり、松井秀喜がホームラン二本で五打点くらいあげたり、俊輔がハットトリックしたりすれば、この言葉は使わないでしょうからねえ。

 それと、チームの中心選手に成りきれてない場合が多いかなぁ。「チームの勝利に貢献」しないと、オフにクビになるんじゃないかなんて場合。ロッキーズの松井カズオとかザルツブルグの宮本とか。この言葉を聞くとちょっとホッとしたりするかもしれませんね。

 でも、あんまりこの言葉を使われると、ちよっとイヤな気持ちになります。我々の優秀な製品が本場欧米の皆様のお役に立っています、みたいな感情が裏側に透けてる気がするんですが、考えすぎでしょうか。

 ちょうど、やたらにアメリカに貢献したがる政治屋さんみたいに、なんだか卑屈な気がしちゃうんですよねえ。~o~;;;;

 ワールドシリーズでは、松坂君も岡島君も松井カズオ君も、こんな微妙な言葉を使わなくて済む堂々たる大活躍をしてほしいものでアリマス。 

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2007年10月18日 (木)

お騒がせご迷惑の不思議

 なんだか、昨日謝罪した人達がいたらしいですね。今朝になって朝の情報番組で知りました。

 この謝罪会見ってヤツで良く使われるのが、「世間をお騒がせしてすみません」「皆様ご迷惑をお掛けして申し訳ありません」ってな言葉。なんだか不思議な表現です。

 謝罪しているんだから、誰かに不利益が出るようなことをしたという自覚があるのでしょうが、謝罪会見ってマスコミや不特定多数の一般人に向けて行われるわけですよね。この場合、マスコミや不特定多数の一般人に何か不利益がもたらされたんでしょうか。

 今回の場合、不利益を被ったのは、なんと言っても、さんざん罵倒された上、危険な反則の被害者となったチャンピオンの内藤選手、それに、イメージが悪くなったボクシング界の人々、とりわけマジメに努力しているボクサー達などでしょう。マスコミなんて、今回の件で仕事をもらって大喜びなはずだし、ワタシも含めて一般人は面白がってるだけ。何ら不利益を被ってません。それなのに、内藤選手やボクサー達には一言の謝罪もなく、マスコミや世間の一般人に頭を下げちゃうってのは何なのでしょう、不思議。

 こうした謝罪会見の席ではよくあることだと思うのですが、自分が真に謝罪すべき対象を絞らずに、何でもとにかく頭下げておこう式の謝罪をする人々、多いですよね。「オレは悪いことしたとは思ってないんだが、マスコミが五月蠅いからとりあえず頭下げて見逃してもらおう」などという姿勢が透けて見えちゃってる気が・・・。~o~;;;

 これは本当に今回のことに限りません。例えば、近々行われるであろう、某ヨコヅナの謝罪会見。お願いだから、「世間をお騒がせしてすみません」なんて不思議なこと言わないでくださいね。アナタが謝らねばならないのは、巡業を楽しみにしていた爺ちゃん婆ちゃんであって、マスコミ様や世間様ではありません。マスコミや世間は、勝手に騒いでいるだけです。それによって不利益など被っていません。

 某ヨコヅナには、出来ればマスコミ向けの謝罪会見なんかせずに、巡業するはずだった町を巡って謝罪巡業をしてもらいたいし、もし会見をするならはっきりと、「私の巡業を楽しみにしていたファンの方達、申し訳ありません」と謝ってもらいたいもんでアリマス。

 それにしても、「世間をお騒がせしてすみません」という言葉、誰が最初に使ったんでしょう。不思議な表現です。もしかして、社会から突出することを罪悪とするニッポン的な感覚の表れなのかもネ。

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2007年9月 7日 (金)

予定通りに進むはずの日

 昨日は、町田で昼間授業の後、自由が丘へ移動して夜の授業があるはずの日だったのですが、台風のおかげで夜の授業がなくなりました。一昨日の無理が祟って、体調万全ではなかったので、夜がなくなったのは嬉しいのですが、予備校ってところは、こういう場合も補講をやって時間数を合わせなければならないんです。このしわ寄せが、12月に来るらしく、ちょっと憂鬱。

 今日は、朝一番で池袋の授業のはずだったので、早起きして準備したのですが、台風の影響で午前中の授業が休講。折角、無理して早起きしたのに、ガッカリです。折しも、休講の話を聞いた直後に見た「めざましTV」の「今日の占い」は、「おうし座の人は、物事が予定通りに進む日」だと・・・。~_~;;;

 仕方ないので、午前中はデスクワークしようかと思ったのですが、たまたまつけたNHKBS1で、NFLの開幕戦、インディアナポリスコルツvsニューオリンズセインツをやっていたので、観戦してしまいました。セインツ戦じゃなけりゃ仕事したんですけどね。予定通りには進まない日だこと。~o~

 前半、セインツも良く戦ったのですが、コルツは昨シーズンのスーパーボウルチャンピオンの強豪。後半は地力の差が出てしまいました。前半セインツリードで終わりそうだったのに、前半終了間際に追いつかれ、後半、向こうの流れになってしまいました。アメリカンフットボールは一たびモメンタムが傾くと、一方的なゲームになることがあります。この開幕戦もそうなってしまいました。後半のセインツは、することなすこと予定通りにいかず、ボコボコにされてしまいました。まあ、でも一つ歯車がかみ合えば、きっとこのチームは勝てそうです。これからがちょっと楽しみかも。

 午後は授業があったので市ヶ谷へ。少し早く着いて、市ヶ谷の「麺や庄の」で期間限定の「冷焦醤油秋刀魚ラーメン」をいただきました。秋刀魚出汁の冷やし汁は、宮崎か何処かの郷土料理にヒントを得たのかもしれませんが、まあまあ悪くありません。毎週食べたいというほどではないけれど、たまには良いかも。多分、後で絞ってくださいと添えられたレモンを、早めに絞り入れちまった方が美味いと思います。レモンが入っていないと、やや魚臭さがあるかも。

 それにしても、「麺や庄の」はすっかり行列店になってしまった模様。お店に着いたのは二時頃だったのに、三人ほど並んでいました。ここは、非常に丁寧な仕事をする店なので、早晩有名店になるとは思っていたのですが、予想通りになりつつあります。おかげで余裕で授業に間に合うはずが、ギリギリになってしまいました。

 こういう行列の出来るラーメン屋に行くと、いつも気になるのは、連れと一緒じゃないと席に着きたがらない人達のこと。今回も、ワタシのすぐ前のラーオタっぽい二人連れが、席が一つ空いたにも関わらず座ろうとしません。若い男女ならともかく、良い年した男二人が、お友達と仲良く並ばないとラーメンも食べられないってのは・・・、どーなんですかねえ。後ろに客がいないなら兎も角、ワタシを含めて後ろに三人ほど並んでたんですが、全く頓着しないんですよね。後ろのワタシに「お先にどうぞ」くらい言ってくれても良いのに。

 こういうラーオタがいるので、行列店は嫌いです。危うく、授業に遅れるところでした。授業に遅れたりした日にゃあ、「予定通りに進むはずの日だったんですけどね~」なんて冗談じゃ済ませてくれなひ・・・。~o~;;;;;;

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2007年6月11日 (月)

「夢」の中へ

 今日は、曜日調整のため休講の日。一日、デスクワークでした。夏期講習教材の校正を何とか三本仕上げました。

 というと一日中仕事していたみたいですが、実際には、午前中は洗濯&大リーグ中継観戦でした。「夢を見ない男」松阪登板ゲームの後、BSハイビジョンで「夢を見続けた男」桑田登板ゲームを見ました。桑田クン嬉しそうでしたね。多分、打たれたことも含めて嬉しかったんじゃないでしょうか。なにせ打たれた相手は、メジャー最強打者のA・ロッドなんだから。

 二十年前、桑田クンがプロ入りした頃は、日本人のメジャー挑戦なんて夢のまた夢だったわけですから、彼がメジャー挑戦を「夢」と考えるのも理解できます。しかも、その「夢」を見続けてとうとう叶えてしまったのだから、まさに今、「夢の中」でしょう。「こんなに良いことがあって良いものか」と言う言葉も理解できます。

 彼の「夢」が一日でも長く続くことを祈りつつ、ワタシもオフトレとしてランニングくらいしちゃおうかしらん、などと思ってみたりしたのでした。~o~

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2007年2月 5日 (月)

スーパーボウルな一日

 今日は例の問題集の執筆をしなければならなかったのですが、やはり見ちゃいました、スーパーボウル。シカゴベアーズvsインディアナポリス・コルツの一戦。

 始まる前は、シカゴがワンタッチダウンほど優位かと思っていました。シカゴのディフェンスとコルツのオフェンスではシカゴに分があると思っていたので。しかも、ゲーム開始直後のキックオフをシカゴのルーキーリターナー、へスターがタッチダウンしてしまったので、もうゲームは終わったなと確信したのですが・・・。

 7-0となった直後のシカゴパスディフェンスのアサイメントミスが流れを変えてしまいました。それでも、コルツのポイントアフタータッチダウンのミスなどあって、シカゴペースで推移するかと思ったのに、シカゴのQBグロスマンの考えられないようなミス。雨の影響かなとは思いますが、本来、悪天候はシカゴのようなボールコントロールオフェンスのチームに有利なはずなのに、どうしたことか。

 結局、コルツのヘッドコーチ、トニー=ダンジーとQBペイトン=マニングのスーパーボウルに賭ける思いがツキを呼び込んだってことでしょう。通常、こうしたスーパーボウルに見放された男達は、生涯、ビンスロンバルディートロフィーには縁が無いとしたものなのですが、二人の男の執念がセオリーを超えてしまったということでしょうか。

 アメリカンフットボールは偶然性の排除されたスポーツだと、1/12「フットボールとベッカムの不確実性」に書きましたが、時に、こういう男達の思いが理論を越えた結果を生み出します。そこがアメリカンフットボールの面白さでもあります。

 ってなことを、のーんびりと考えている時間的余裕は無いはずなのですが、ダメですねえ~~~。~o~;;;

 明日、明後日は、マジメに執筆しないとエラいことになります。頑張らなくてはっ。

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2007年1月23日 (火)

聖者の行進シカゴの雪に果つ

 昨夜遅く、NFLカンファレンス決勝の録画放送があり、セインツvsシカゴ・ベアーズを見ました。今年のセインツのゲームを見るのは初めてだってたのですが、なるほどこんなチームになったんだ。驚きました。

 雑誌等である程度のイメージは出来ていました。昨シーズンのチームの大不振を受けて、監督は交代、メンバーは大幅入れ替え。スターターのプロフィールを見ると、「昨シーズンは○○(他のチーム名)で不振だった(あるいは故障していた)が、今シーズンはニューオリンズで復活」みたいなコメントが多くの選手についています。要するに、他チームを放り出された選手をかき集めて再生したんですね。代表がQBのドリュー=ブリーズ。もともと、サンディエゴで活躍していた選手だったんだけど、昨シーズン終盤、肩を故障して手術。チームを放出されたのをセインツが拾った選手。それが、今シーズンは歴代QBのパッシングヤード記録を塗り替える勢いの大活躍。

 ルーキーも活躍したのですが、その象徴がドラフト7巡、NFLにドラフトされた全選手255人中最後から四番目の252番指名のWRマーキス=コルストン。こんな順番で指名されたら、まずNFLではただのお客さんです。普通はキャンプで振るい落とされて、数ヶ月でサヨナラ。それがあれよあれよと言う間に今年のセインツのエースレシーバーに化けちゃったんだから・・・。~o~

 所謂"シンデレラチーム"です。チームとしてもシンデレラだし、選手個々もシンデレラ。監督だって、実はシンデレラ。今まで監督経験なく、コーチ経験は長いもののパッとした経歴のないショーン=ペイトンが、監督をやらせてみたら、上記のような寄せ集め選手達を再生させ組み合わせて、今年のコーチ・オブ・ザ・イヤーに輝いちゃった。~o~

 まさに、ハリケーン災害でボロボロになったニューオリンズの街の復興の象徴のようなチームです。恐らく、選手達は復興を目指すニューオリンズの街に自分達の姿を重ね、ニューオリンズっ子達は、今シーズンの復活に賭ける選手達に街の姿を重ねて、街とチームが一体となってここまで来たのでしょう。こういうモチベーションが実はアメリカンフットボールでは大事なんです。半分格闘技みたいなものだし、もう半分は軍隊のようなチームワークスポーツだから。

 そんなチームだから、出来ればスーパーボウルに行かせてやりたかった。多分、こういう話の好きなアメリカ人のほとんどは、カンファレンス決勝でセインツを応援したんじゃないでしょうか。シカゴの市民を除いて。

 セインツの勝てなかった理由は、シカゴの雪と寒さに尽きます。もともと南のチームは、この季節の北の気候に弱いのですが、今年のセインツは完全なパッシングオフェンスのチーム。パス主体のチームは寒さに弱いというのはアメリカンフットボールの常識です。なんせ、寒さにかじかんだ指でボールを投げたりキャッチしたりするんですから、ミスが多くなります。それで、北の屋外球場を本拠地とするチームは、今年のシカゴ・ベアーズがそうであるように、ラン攻撃主体で守備の強いチームになりやすいんです。

 逆に、温暖な気候でドーム球場のチームはパス主体チームとして成功しやすいんです。NFLパッシングヤードの記録は、温暖なマイアミにいた名QBダン=マリーノが持っていますし、かつて、革命的なパスシステム"Run&Shoot"攻撃で一世を風靡したのはヒューストンのドーム球場を本拠地とするオイラーズでした。 

 だから、温暖なニューオリンズのスーパードームを本拠地とするセインツがパス攻撃主体で成功したのは、ある意味理屈にあっています。そして、その行進が厳寒のシカゴの雪の中で止まるのも、また理屈に叶ったことだったのでしょう。結局、セインツの失敗は、決勝でのホーム開催権を獲得するほどの勝率を上げられなかったこと、そして、シカゴが決勝の相手になってしまったことに尽きるのでしょう。残念。ガッカリです。

 これで、ワタシのNFLフリーク復活も、しばらく無いなぁ。~o~

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2007年1月14日 (日)

聖者は行進するも予備校屋は停滞

 数日前から、06'12/7「冷や汗と安堵のフーガ」にも書いた問題集の仕事に本格的に入っています。取り合えず、和歌のセクションに使用する過去問を選び出したのですが、和歌ってのは、どうも入試問題におていもちょっと特殊なもので・・・。

 和歌の専門家がいる大学は好んで出したがるようなのですが、専門家がいないと出したがらないので、和歌を出題する大学は偏ります。こちらは、問題集に使用する関係で、あまり大学の偏りを出したくないし、出来れば中堅私立の問題を使いたいのですが、なかなか思ったようには探し出せません。たまさか、狙った中堅私立で出題してくれていても、こんなもの受験生に解けるわけないだろっ!ってなマニアックな出題だったり・・・。~o~;;

 むしろ、偏差値的には難関とされる大学の方が素直な解き易い問題を出してくれたりします。まあ、これは和歌に限ったことではないのですが、偏差値的な難易度と問題の難易度はかならずしも一致しません。中堅以下の私立だと、時に無責任なほどマニアックな出題になることがあります。選択問題だと正答率には難易度は反映されにくいし、責任追及もされ難いんでしょうねえ。当然出題する方は、解説なんて書かなくて良いわけですから、無責任にもなりますわな。ところが、こっちは・・・。

 よく、某有名講師Aなどは参考書で、マニアックな知識について、「難関校では出題されます」などと無責任なブラフを書くことがあるのですが、こんなことからも、このAと言う人がいかに入試問題を研究していない人なのか判ります。

 閑話休題。問題選びは難渋していたのですが、どうにか和歌のセクションだけは選び終わり、今日から本格的に執筆・・・に入ろうと思っていた矢先、お昼前、学校から連絡があり、同僚講師が体調を崩して、明日からワタシが代講に立たねばならないかもしれないとのこと。なんてこったい・・・。~_~;;;

 体調を崩した同僚ですが、大変よく働く人で、かなりのワーカホリック。ウチだけではなく、あちらこちらと掛け持ちで働きまくってる人です。そりゃあれだけ休みを取らずに働いてたら、オカシクなる時もあるでしょうヨ。顔を合わせるたびに半ば冗談口調で働き過ぎを諌めていたのですが・・・。そういうワケなので、彼にはあまり同情する気になれません。こう言っては悪いけど、半分くらい自業自得。

 とは言っても、彼の講習をとった受験生がいる以上、誰かが穴を埋めざるをえません。受験生に迷惑を掛けるわけにはいきませんから。まして、それがワタシの作ったテキストの講習では・・・。これで、問題集の執筆予定は大幅に停滞。ゴメン、編集者S嬢!~_~;;

 かように仕事が停滞気味の今日この頃なのですが、一つだけ快哉を叫びたいことが。例のニューオリンズセインツ、プレーオフ一回戦勝利しました!セインツ史上、プレーオフでの勝利は二回目です。兎に角、セインツはプレーオフでは弱かったのでねえ。~o~;;

 今年はどうやら、聖者がスーパーボウルに向かって行進を始めてくれました。次はナショナルカンファレンスの決勝。相手はシアトルシーホークスvsシカゴベアーズの勝者です。シアトルが出てきてくれると良いナア。シカゴは寒いから。

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2007年1月12日 (金)

フットボールとベッカムの不確実性

 ベッカムがアメリカのMLSに移籍するんだそうです。5年契約296億円だそうですが、うーむ。

 アメリカは近年、ヒスパニック系移民が増加していることもあり、また、サッカーを子供にさせるのが流行ったりして、少しはサッカー人気もあるのかも知れませんが、サッカーが全米的な人気スポーツになるかと言えば、いかにベッカムが加入したとしても答えは"No!"でしょう。

 サッカーは、あまりにアメリカ的スポーツの感覚から外れています。アメリカで流行るスポーツは、おしなべて偶然性が排除されたスポーツです。野球やバスケットボールなどもそうですが、一番の典型がアメリカンフットボールです。アメリカンフットボールは、完全に偶然性の排除された必然のスポーツなんです。

 アメリカンフットボールでは、攻撃と守備が完全に分かれていますが、そのうち攻撃は、全選手のプレーが完全にデザインされています。特に、プロの世界では。攻撃側の全選手は、オフェンスコーディネーターの決定したプレーコールに従って、精密に計画され定められた動きをします。オフェンスラインメンは、定められた角度でディフェンスラインメンに当たり、クォーターバックは定められたタイミングでバックステップし、ランニングバックにハンドオフするかまたは、定められたタイミングで定められたワイドレシーバーにパスします。ランニングバックは、定められたディフェンスラインのホールに走りこみ、ワイドレシーバーの走るコースタイミングも全て定められています。

 厳密に役割分担されたオフェンスは、ほとんど軍隊の秩序さながらです。プレーコールがディフェンスの穴をつければロングゲインになりますし、ディフェンスにアジャストされてしまうと、ほとんどゲインできません。そこに偶然の入り込む余地はほとんどないのです。

 ちょっと余談ですが、そのため、オフェンスの選手、特にラインメンは、秩序を構築するような性格の人間に向くと言われていて、オフェンスラインメンはたいてい、家庭の良きパパなのだそうです。反対にディフェンスラインメンは、秩序を破壊する性格に向いていると言われ、性格診断をすると、たいてい犯罪者的な性格なのだとか。

 ともあれ、アメリカンフットボールには偶然性はありません。しかも、観客もその必然に参加しようとします。自分達の力で地元チームを勝たせようとするのです。アメリカンフットボールのオフェンスは精密なタイミングで全員同時に動き出さねばならないので、クォーターバックがプレーのタイミングをコールするのですが、観客は、アウェイチームのオフェンスの時、クラウドノイズで、コールの邪魔をするのが一般です。つまり、観客は偶然に身を任せるのではなく、戦って自分達の力で勝利を勝ち取ろうとするのです。恐らく、人間の力で必然的に勝利しようとするのがアメリカ人のメンタリティに叶っているのだと思います。

 翻って、サッカーは・・・。同じフットボールという名前にも拘らず、この点でまるで別のスポーツです。あまりにも不確実性が強すぎます。足という不確実な道具を使うためです。だから、どんなに技術の高いブロの試合でもオウンゴールなどということが起こってくるし、どんな名フォワードでも、ゴールの何割かは偶然の産物です。たまたまクリアボールの飛んできた所にいるとか、たまたまシュートがDFに当たって入るとか。むしろ、その偶然をたくさん引き起こせるフォワードが、ゴールの嗅覚を持った名フォワードとされるぐらいです。

 恐らく、アメリカ以外の世界中の人々が、その偶然性に面白さを感じ、不確実な足という道具を使いこなす魔術師に憧れ、ゴールという偶然にカタルシスを感じるのです。しかし、アメリカの観客は・・・。おそらく、その不確実性のフラストレーションに堪えられないのではないでしょうか。

 言い方を代えると、アメリカ以外の世界中の人々は、偶然という神に対して謙虚なのですが、アメリカ人の大半は、全てを自分達の力で切り開くフロンティアスピリットという名の傲慢さに満ちているのです。

 いかにベッカムと言えども、この非サッカーメンタリティを一新することは出来ないでしょう。彼がNFLのクオーターバックほどの人気を、全米で獲得するとはどうしても思えません。彼の右足がいかに精密でも、アメリカの観客が求めるほどの確実性を宿しているとは思えないからです。

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2007年1月11日 (木)

聖者は今年行進するのか

 今日は、池袋で三時間の授業でした。一日三時間だけだと楽です。

 楽なので、TVを見る時間などもあり、今日は夕食を取りながら、本当に久々にNHK-BSのアメリカンフットボールを見てしまいました。NYジャイアンツvsフィラデルフィア・イーグルスのプレーオフ。両方とも伝統ある名門チーム。懐かしい名前です。

 ワタシ、実はアメリカンフットボールマニアでした。アメリカンフットボールマニアになったのは、この仕事始めるちょっと前くらい、確か1988年くらいからです。この頃はNHKの衛星放送で盛んに録画放送してたもんです。当時、解説後藤完夫、実況大塚範一(「めざましテレビ」っ!)は中継のゴールデンペアでした。~o~

 その時代は、マイク=ディトカ率いるシカゴ・ベアーズやQBジョー=モンタナのSF49ersの全盛期。そのスーパースターを揃えた華やかな49ersに対抗する新興勢力ニューオリンズ・セインツがワタシの贔屓チームでした。

 ニューオリンズは、当時、チーム創設以来の弱小チームだったのを、知将ジム=モーラが強豪に育て上げている最中で、87年に初めてプレーオフに進出、聖者のチームの天国のシーズンと言われたものでした。49ersのような超スーパースターはいないけど、監督ジム=モーラの知性、地元出身QBボビー=エイベアの気の利いたプレーと小柄なLBサム=ミルズを中心とする堅い守備、いかにも田舎者のオーナー、トム=ベンソンの盛り上げ(勝利ゲームの後は、オーナー自らが傘を持って踊ってました、ベンソンズ・ブギって)。愛すべきチームでした。

 そのニューオリンズ・セインツを88年以来、5、6年ほどは、けっこう熱心に応援してました。その後、個人的にも忙しくなったり、NHK-BSの中継が減ったりして、アメリカンフットボール自体を見る機会が少なくなりました。その間、歩調を合わせるようにニューオリンズも凋落していました。

 アメリカンフットボールというのは、マニアになればなるほど面白いスポーツですが、逆に言うと、マニアでなければ、そんなに面白くありません。特に日本にいると情報が入ってきにくいので、選手の入れ替わりを追いかけるだけでも大変だし、中途半端なファンでいるのは難しく、マニアでいるか見るのを止めるかどっちかというスポーツです。んで、この数年は全く見るのを止めていたのでした。

 ところがところが、今年、我がニューオリンズが、何故か躍進してるらしいんです。今年は何年かぶりに地区優勝してプレーオフ進出しているようなんですヨ。どうやら、一昨年のハリケーンの被害が街とチームを一つにしたらしいんです。ちょうど大震災の後のオリックスの「がんばろうや神戸」キャンペーンの時の盛り上がりみたいに。

 んで、今日、本当に久々に、試合を見てしまったというわけなんです。選手が入れ替わってしまい、かつてワタシがマニアだった頃の選手はほとんどいないので、そんなに楽しめませんが、まあ、それなりに、ということろ。ついつい昔の選手を思い出し、NYの名LB"LT"ローレンス=テーラーがフィラデルフィアの名QB"バード"カニンガムを追いかける幻を見るうちに、ゲームは終わり、フィラデルフィアの劇的勝利。次は、このフィラデルフィアとウチのセインツがやるようです。

 さて、今年、セインツは久々に「行進」してくれるのやら、ちょっと気分が盛り上がってきました。せめて新しい選手の名前が判るように、雑誌でも買ってきて観戦しようかしらん。~o~

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2006年12月15日 (金)

スーパースター二題

 昨日は、チョット通信環境の悪い所に泊まっていたもので、ブログ一日抜けちゃいましたが、今日は、富良野に来ています。昨日、札幌から移動してきました。富良野で木村公宣さんのレーシングキャンプに入るためです。

 公宣さんと言えば、言わずと知れた世界的スラローマー。98年のWカップヴェイソナ大会で三位に入ったのをはじめとして、Wカップには何度も入賞、オリンピックには四度出場。こんな派手な栄光よりももっとインパクトがあったのは、長野オリンピック後の大怪我からカンバック、2000年のWカップセストリエール大会で四位入賞したことでしょう。あの時は、日本でスキーやってる人間はみんな感動の嵐だったはず。

 こんな世界のスーパースターのレーシングキャンプに、実はここ三年連続で参加しています。世界のスーパースターのキャンプなのに、そんなに混んでるワケじゃないんですよ。富良野まで来る人少ないんでしょうか。もったいない。~o~;;

 栃木県のジュニアレーサー達と、何故か東大のスキー部。個人参加のオジサンが二人(もちろん、そのうち一人はワタシです)。ほぼそれだけです。

 公宣さん、スキーが超上手いのはもちろんなんですが、兎に角カッコ良い。同じ木村の拓哉も顔負けの二枚目、長身。立ってるだけでもカッコ良いのに、滑らせたら・・・。今現在、日本人スキーヤーで、木村さんより速いスラローマーは数人いるでしょうが、滑りの美しさで言ったら、まだまだ木村さんが日本人で一番でしょう。現役の時からWカップ選手の中でも指折りの美しい滑りでした。

 しかも、これだけのスーパースターなのに、少しも偉ぶらないところがスゴい。栃木のジュニアの子供達に、自分からジャレかかったり遊び相手になったり、親しみ易い方なんです。それでいて我々オジサンにはキチンと礼を尽くしてくれるし、全く嫌味のない爽やかなスポーツマン。いくら褒めても褒めたりない方です。ワタシの最も敬愛するスキーヤーです。

 そんなスーパースターとリフトでご一緒してしまいました。「毎年、このキャンプには、いつもの仲間が集まってくれて、うれしい限りです」「そうですね」「私にとっては、○○さん(ワタシの本名)もそうなんですよ」

 グワ゛ワ゛ワ゛ーーーン!!!ヤバいっす、公宣さん。こんなことを、言われちゃったら、もー、この人に一生ついてくっきゃないっしょー!!!!~o~~O~

 さて、スーパースターと言えば、今朝ほどベースボールのスーパースターが誕生したようですね。松坂君、笑顔の会見でした。61億円という数字は驚きませんが、驚いたのは、会見での

「僕は夢という言葉は好きではありません。夢は見るもので叶わないものです。これを目標にして実現すると信じてやってきました」 

 という言葉。06'3/31「『夢』は信じていても叶わない」で書いた通り。松坂君、まさかこのブログ読んでないですよね。~o~;;;

 恐らく、日本人の六割方は、松坂君の言葉に違和感を感じたでしょうが、ワタシを含めて残りの四割は快哉を叫んだのではないでしょうか。よくぞ、本来の古典的な言葉のニュアンスを知っていたものです。もしかして、この青年、意外に知的レベル高いのでしょうか。

 ただし、心配なのは、上記の言葉がそのまま英語に訳された場合、"Dream"と「夢」のニュアンスの違いを理解できるアメリカ人がどのくらいいるかということ。彼の言葉が誤解されないことを祈るばかりです。

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2006年10月30日 (月)

頑張れ「ダイエーホークス」

 『純米酒を極める』を読み終わってから、このプログの「日本酒」に関する記事を読み直してみたのですが、かなり上原さんのおっしゃってることと重なってます。えへへへ。ワタシゃ別に、特に勉強したわけではないただの酒飲みなのですが、経験的に結構正しいセンをついていたようです。~o~

 「辛口信仰」の話や日本酒度と酸度の話(06'9/26「信仰の地平から見えるもの」参照)とか、精米歩合の話(06'10/27「美味い酒は旨い酒」参照)などは、ほぼ同じことを上原さんもおっしゃっていて、大いに意を強くしました。

 昨日書き忘れたのですが、この『純米酒を極める』という本で一番気に入ったのは、最終章の最後の一言、「消費者が一番偉いのである」。そうだよね。さすが生き字引様。良いことを最後に言ってくれてます。

 それはさておき、今日、仕事の帰りに、その一消費者として近所のダイエーに買い物に行ってきました。んで、気になったのですが、ダイエー八王子店は今、「ソフトバンクホークス感動をありがとうセール」ってのをやってます。まあ、それは商品が安くなるんだから良いんだけど、ソフトバンクホークスの応援歌を店舗中で鳴らしまくってるんですよ。なんだかな~。

 このソフトバンクホークスの応援歌、実は、ダイエーホークス時代に作ったもので、「ダイエーホークス♪」という歌詞を「ソフトバンクホークス♪」に代えただけのシロモノ。ダイエーホークス時代は、シーズン終了時の今頃、店舗の中で掛かってました。優勝セール、応援感謝セールの音楽として。

 ワタシ、実は、南海ホークス時代からのホークスファンなんですよ。ダイエーがホークスを買収した後、南海時代からのファンの中には、ダイエーに対して良からぬ感情を抱いた人もいたようですが、ワタシは感謝しています。ダイエーさんが買収して福岡に定着させ、根本さんや王さんを呼んで強豪チームに育ててくれたのですから。

 その後、ダイエーは経営不振からホークスを手放すことになりましたが、今でも、ダイエーに対しては、ある程度親しみを持っています。だから、食料品の買い物はたいていダイエー。~o~

 ソレを考えると、今年の「感動ありがとうセール」でソフトバンクの応援歌を流してるのは、ちよっと複雑。ダイエー、悔しくないんですかねえ。なんだか、別れた女房の再婚先に行って、愛想笑いして小遣いもらってるダメ亭主見てるみたいで・・・。~o~;;

 ちょっと切ない気分です。頑張れダイエー!~o~

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2006年8月 4日 (金)

「うーむ」の連鎖

 今日は、夏期講習期間に入って三度目のオフです。雑用いろいろとこなしてます。

 昨日、例の自由が丘「いちばんや」に再挑戦してきました。今度は「冷製ゴマだれつけめん」を食べてきたんですが、これも「うーむ」・・・。まず、麺がつけ麺ということで平打ち麺になってるのは良いのですが、なんか、この値段にしては、この麺、食感イマイチですねえ。加えて、具に焼きブタの薄切りが載ってるんだけど、つめたいスープに焼きブタは無理がないですかねえ。多分、気を使って薄切りにしたんだと思うのだが、それにしたところで、冷たいブタの脂肪は、口の中で融けず、ニチャつくばかりなんですが・・・。昨日食べた「三年熟成醤油三種のせ」の具、「まぐろの香味焼き」の方が冷たいスープには絶対合うと思うんだけどねぇ。

 んで、授業の方なんですが、無事終わりました。少人数クラスだったのですが、全員が授業アンケートの満足度に五段階のうち4の評価。ほぼ満足してくれたのは嬉しいけど、大変満足は一人もいなかったかぁ。うーむ・・・。

 帰途、電車待ちの間に本屋で、『予備校が教育を救う』(文春新書)というダイタンなタイトルの本をみつけて、車中で読んで来たのですが、コレがまた、トンでもなく「うーむ」な内容。この本については、近いうちに何か書こうと思います。今は、ただ「うーーーーむ」。

 一夜明けて今日、亀田事件(もはや「事件」と言っても差し支えないほどの社会的反響ですよね)の反響がいろいろ出てきた中に、こんなのを見つけました。「『君が王者』メッセージ殺到」。

 なんでも、日本からベネズエラにある日本大使館あてにランダエタを激励するメッセージが大量に届いたというんです。いわく、「あなたの闘争心に敬意を表する」「ランダエタこそサムライだ」。コレ、純粋にボクシングファンの人がランダエタのボクシングに感動して送ったファンレターのような物なら良いのですが、果たしてどうなんだろう。「間違った判定を申し訳なく思う」「日本を嫌いにならないで」などという物も入ってたっていうからねえ。そこまで、外国に嫌われたくないですかぁ?なんだかなあ・・・。うーむ・・・。

 んで、例によって、ぐだーーっとネットを彷徨っていたところ、ココログに面白い機能があるのを発見しました。アクセス解析っていうんですが、このブログについていろんなデータが取り出せるんですよ。それによると、このブログ、五月からの一日平均のアクセス数は37、訪問者は16人だそうです。いや、世の中に、そんなにヒマな人がいようとはねえ・・・。うーーーむ。~o~;;;

 どんな方かは存じませんが、16分の1のアナタ、どう思われます?ナニ?!このブログの内容が一番「うーむ」だって?! うーーーーーーーむぅ。~o~;;;; 

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2006年8月 2日 (水)

「うーむ・・・」な一日

 今日も、自由が丘の校舎で少人数の授業でした。今回担当している教材は前半が基本文法、後半が入試問題という構成で、今日は後半の入試問題。テキスト作成のS本先生とは、事前に会う機会があったので、後半の入試問題が何年の何大学の過去問なのかなど情報を得ていました。2004年の成城大と筑波大の問題だとかって。そのつもりで授業にのぞみました。

 授業開始前に、事前にインターネットで調べておいた自由が丘のラーメン屋「いちばんや」で「三年熟成醤油ラーメン」というのを食べました。無加調、無かん水という触れ込みである程度評価されているようだったので、楽しみだったのですが、食べてみて、「うーむ・・・」。

 確かに醤油は良い醤油使ってると思うし、麺も無かん水だというのは判るんだけど、最高に美味いかと言われると、びみょー。しかも、値段もかなりお上品。値段と味が釣り合ってるかどうか・・・。これはもしかすると自由が丘というお上品な場所だから、やっていける店なのかもしれません。明日もう一回食べてみようとは思いますが。

 んで、授業終わって帰ってきて、今、マスコミに取り上げられまくっているボクシングの「難波の闘拳」亀田兄のタイトルマッチを見ました。しかしまた、これが、「うーむ・・・」。

 まず、TV局の盛り上げがあざと過ぎ。九時から始まる試合の中継を七時半からやって、一時間半、ずーーーっと亀田三兄弟ストーリー。この部分、正直ほとんどまともに見ずに、風呂に入ったり、食事の準備したりしてたんだけど、そのワタシにしてからが、試合の前に疲れきりました。これだけ盛り上げるだけ盛り上げて、もしボコボコにされて負けたら、誰が責任とるんだよー、と怒りさえおぼえました。

 んで、試合は・・・。そりゃボクシングとしては良い試合でした。亀田君、思ってたよりずっと良いボクサーです。パンチも多彩だし、雑になって大振りしたりしないし、何より闘志が素晴らしい。良い選手です。でも、相手も良い選手だったんですよね。技術あるし、打たれ強いし、TVアナが強調したように「スタミナに問題」なんてなかったし。中盤、亀田君、よく戦ってたんですが、11Rの亀田君のヨレ具合を見てしまうと・・・、うーむ。解説の畑山さんも、終盤、「これが世界のレベルです」って繰り返し言ってたのは、どんな判定でも〆られるようにって準備ですよねえ。それであの判定かぁ、うーむ・・・。

 んで、ボクシング終わってから、明日の準備のために教材に使われた入試問題について調べてみたら、成城と筑波じゃないじゃん!何だよ、コレ?! どーなってんだよ、いったい~と怒りながら調べまくってみたら、2004の明治と白百合女子大でした。ぜーんぜん違うゼ、S本っちゃん!うーーーーーむぅ・・・・。

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2006年2月22日 (水)

多分誰かが間違えた

 今朝ほど、半分寝たままトリノ五輪の女子フィギュアスケートショートプログラムを見てしまいました。んで、その感想。”誰かが間違えてるナ”。

 ワタシは、別にフィギュアスケートの芸術性とかは信じてないし、特にスケーターの表現力云々という話も、どーかなーと思っていたのだが、今日の村主章枝選手の演技には、ちょっと驚かされました。もともと村主章枝って人は、バカっぽく口を開けてインタビュー受けるお姉さんだと思っていたのですが、演技始まるやいなやのあの顔の締まり具合に、まずハッとさせられました。続いて、コンビネーションジャンプの後の一瞬の身を捩る切なさの表現や一分半頃のシークエンスの無表情さの表現にオドロキ。そして一番目が覚めたのは、ダブルアクセルの着氷とピタリ同時に劇的に曲想が変化したこと。続いて激しくかき鳴らすギターに合わせて片手を挙げたスピンから変化した背中を丸めたスピンの背中の曲線に篭められた鬱屈した情熱はどーよ。アレは、舞踏家の表現だろー。たかがスケーターのやるこっちゃないよ。

 彼女の身体演技の奥深さに不覚にも涙が出そうになった自分に驚きました。こりゃ絶対トップに立つなと思ったら、意外な得点。アレが四位なのか?!

 サーシャ=コーエンだのスルツカヤだの荒川静香だのの演技は、曲にだいたい合わせてスケートの技術を見せていただけだが、村主はピタリ曲想を表現して舞っていたのではないでしょうか。あの演技が四位なら、そりゃ誰かが間違っている。ジャッジが間違っているか、さもなきゃスケート技術を見せる場で舞踏を見せてしまった村主が間違っているか。

 それは、多分、村主さんの方の勘違いなんだろな~と思いつつ、でも、こういう勘違いがあるからオリンピックは感動の場になるんだよなと思ったりしたのでした。リレハンメル五輪で、『花は何処へ行った』を舞ってしまったカタリナ=ビットの時のように。

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