2021年7月19日 (月)

絹と愚察

 昨日は夏期講習の間のお休みの日。しかも、今日の授業は昼から。

 ということで、毎年恒例、同居記念日&一学期打ち上げ宴会となりました。

 昨年のようにビストロSa香菜屋さんというわけに行きませんでした。Sa香菜屋さんは現在、ランチ営業のみでノンアルコールなので。

 それに関して、ちょっと思うのですが、例のN村大臣の失言以来、あちらこちらの居酒屋さんが開き直ったようにアルコール提供を再開しているように思うんですが、コレどうなんですかね。

 「オリンピックもやるんだし、いいだろー!」

 と言うのは、ちと危険すぎるような…。

 閑話休題。というわけで、我が家は、昨年の忘年会に続いて自宅開催。十二周年は絹婚式って言うんだそうです。

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 メインは、御近所の回転寿司C子丸さんに注文したものを娘(仮称ケミ)が取りに行ってくれたケミ寿司です。写真上に写っているのは、ワタシの好きな鍋島純米吟醸、Yの好きな黒ラベル、ケミさんのメロン味野菜生活。

 Yは、魚介類の生食に関しては全くダメな人間だったのですが、結婚以来少しずつ幅を広げ、とうとうこの日は、初めて貝類の寿司を「美味しい」と言いました。十二年で成長したねえ。~o~

 ケミさんは、相変わらず、好き嫌い無し。バクバクと食べてくれました。

 食べながら、TVでニュースを見たのですが、南アフリカは暴動で大変なことになっているようです。これじゃ感染症対策どころじゃないなぁ。

 今朝の新聞にもミャンマーやタイの惨状が報道されていました。昨年から今年にかけての新コロナ禍で明らかになってきたきのは、政治が実は命に直結していることではないかしらん。

 某USAは、大〇鹿モン大統領が交代して以来、感染者を減らし、死者が劇的に減少しています。昨日なんて、一日の死者が100人を切っています。

 あ、コレ、日本だったら大変な数字なんですが、USAで一日の死者100人以下はかなり珍しいんですよ。多分、七月に入って二度目。

 それに対して、新コロナの犠牲者が世界で二番目に多いブラジルは、毎日1000人ペースです。近いうちにUSAを抜いてトップになるでしょう。ブラジルのトランプと言われるボルゾナーロは難病で入院しちゃたらしいし。どうなるんだろ。

 昔から「苛政は虎よりも」とは言いますが、今風に言えば、「トランプは新コロナよりも」ってことですか。

 我々も他山の石としなきゃですよね。

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2021年7月13日 (火)

五苦の意味をめぐる月曜

 昨日、一回目のワクチン接種を受けて来ました。

 ワクチン接種に関しては、当初からアレルギーを起こす可能性を耳にしていたので、内心ビクビクしていました。実は、ワタシ子供の時に風邪薬で蕁麻疹になったことがあり、それ以来解熱剤はダメ。大人になってからも花粉症は重症で、その花粉症の薬として甜茶エキスを摂ったらそこでまた甜茶アレルギーを起こしたりして…。

 なんだかオレ危ないかもと思っていました。

 午後の予約だったのですが、出かける前に一応、愚妻Yと娘(仮称ケミ)宛の遺言状をしたためました。Yには、もし、万一帰って来なかったら、保険会社に電話しなさいと指示し、今生の別れをしました。

 まあ、Yはヘラヘラ笑ってましたが。~o~;;;

 予約した病院に到着すると、すでに同じ時間帯予約の方達が待合室でディスタンスを取って並んでいます。

 待たされている間に、いろいろ考えさせられました。万一の時、ここは病院だから対処してくれるんだろうけど、夏期講習はどうなるんだろ。

 などと考えているうちに、看護師さんが呼びに来て、まず先生の問診。それは簡単に終って、注射係の看護師さんが、「腕の力を抜いてくださーい」

 筋肉注射だから痛いと聞いていたので、目をつぶりました。

 チクッとして「手の痺れとかないですか」「ないです」「注射液入ります」

 と言い終わるか終わらないかのうちに、何やら終了してました。えっ!?まさか、これで全部終りかい?

 まーったく痛くないじゃないのー。

 これだけ痛くないと注射後に何か起こるかもという気もしません。ホントにこれで終わりなの?

 終わりでした。副反応どころじゃなく痛みすらありません。驚いたなー。

 結局、夕食を取って就寝するまで痛みも発熱もなし。今朝起きて、ちょっと左腕が腫れてるかもという程度でした。発熱は当然無しです。

 生きてるなー、オレ。~o~

 昨夜の夕食で、ケミさんの学校の漢字の書き取りが話題になりました。「ゴクのイミ」と聞かれて、「ゴク」が何だか分からず、「『四苦八苦』っていうから苦しみがたくさんあることかしら」と思って「五苦の意味」と書いてきたんだそうです。

 あまりにタイムリーな話題だったので、「ケミさん、四苦っていうのは、昔、釈迦っていう人が仏教を始める時に考えた『生老病死』っていう全ての生き物に共通する苦しみのことだよ」と教えてあげました。

「『五苦』ってのは無いな」と教えながら、「ああそうか、イマドキ、五つ目はコロナ禍か」

 これ、書き取りテストで○になりませんかねえ。~o~;;;; 

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2021年7月 4日 (日)

五里雨中五里霧中

 昨日は、町田で朝から某共通テスト対策の特別授業でした。

 校舎へ向かう途中で、雨のためにあちこちの電車が運転見合わせになっているのを知りました。小田急線も相模大野から向こうは運転見合わせ。大丈夫なのかしらん。

 と思ったのですが、なんとか予定通りに校舎着。授業も予定通りでした。

 某共通テストの対策を話さねばならないのですが、コレが判んないことだらけでねえ。

 試行調査問題で示されていた「対話」や「対比」という新傾向は実際の第一回共通テストではそれほど強調されず、第一回は穏やかな出題だったのですが、さて、第二回は…。

 判んないよねー、誰も。~o~;;

 昨年と同じく、まだまだ五里霧中です。生徒さんにも、「第一回共テと試行調査問題の間くらいのイメージでいてください」と言わざるをえません。

 まあ、それでも、昨年に比べれば、少し霧が薄いかもね。

 授業の方は無事済んで、今年の特別授業は全て終わったのですが、世間の雨の方はひどかったようです。伊豆山があんなことになるとは。

 実は、伊豆山は出身地の町に近いので、あのあたりには土地勘があります。雨で土砂災害になるような土地じゃないんだが…。

 という思いが現地の人にもあったことでしょう。何とか被害が最小限になってくれることを祈ります。

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2021年6月30日 (水)

発言しやすい分野終講

 今日、一学期第十一週目が始まりました。まずは立川でカタルシス。ちょうどピッタリ予定が終りました。

 今年の立川はやる気のある生徒さんが揃っていて、楽しく授業できました。

 夜の授業が無い週なので、昼過ぎには帰宅。塾に通う娘(仮称ケミ)を駅まで見送りがてら、愚妻Yと一緒に都民の義務を果たしてきました。

 某東京都議会議員選挙が始まっていて、例の選挙公報なども配布されています。選挙公報はいつもの通り…。~o~;;

 昨日から朝刊にも某都議選候補者のアンケートが特集されています。それも目を通してみたのですが、アンケート項目によって、回答しない候補者さんがたくさんいます。

 まあ、答えにくい立場の人がいるのは判るけど、小池都政やオリ・パラ問題に対して何も回答できないなんて人が選ばれると思っているのかしらん。

 それこそが今回の本来の争点でしょうに。

 そんな中で、「若者の政治参加意識を高めるには」という項目はほとんどの皆さんが積極的に回答していました。

 若者に関しては発言しやすいんでしょうね。若者のことには、この人達当事者意識持てないだろうし、そもそも、若者はこんな記事読まないと高を括ってるんでしょうからねえ。 

 でも、若者を相手にする仕事をしていると、こういう人達が気楽に上から目線で答えているのは、あんまり愉快じゃありません。

 この時には、若者の政治参加に強烈な拒否反応を示した人達のお仲間もいるわけですしね。

 我が家は、例によって、少しでもケミさんの世代にとってマシと思われる人に一票を投じてきました。さて、どうなるやら。

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2021年6月25日 (金)

見えてきたのか

 一学期第十週が進んで行きます。カリキュラムが変更された割には進度は順調です。一昨日昨日と、一学期最後の高2クラスの授業がありました。いよいよカタルシス見えて来たか。

 それとともに、昨日は、もう一つの出口らしきものが見えた日でもありました。

 数日前に、小金井市から60~64才対象の接種券が送られてきていました。昨日は、その予約開始の日でした。

 ワタシは、ワクチン接種後に何か反応が出て夏期講習に差し支えてはいけないので、一学期と夏期講習の間のタイミングで一本目、夏期講習の合間の日に二本目を打たねばなりません。二本目は反応が出やすいらしいので、打った翌日もハードに働かなくて良い日と考えると、もう打てる日は限られます。頑張って予約を取らねば。

 午前九時前にPCと電話をリビングに用意しました。愚妻Yが固定電話と自分の携帯、ワタシがPCと自分の携帯を持って、さあ、来い!

 九時を待って電話開始したのですが、当然なかなかつながりません。あまりつながらないので、PCで市の予約センターにアクセスしてみたら、簡単に画面が出て来て、あら、その方が早かったか。

 と思ったのですが、もうその時は、お望みの日お望みの病院は×印が出ていました。うーーん、電話を続けてみようかしら。

 あまりに出ないので、諦めの良いYは洗濯物を口実に出て行ってしまいました。ワタシはひたすら携帯携帯携帯携帯携帯…。

 多分、百回くらいは掛けたかなあと思われた九時三十五分頃、担当女性の声が携帯から聞こえました。おおお、つながったよ!

 最初に希望していた病院ではありませんでしたが、担当者に相談して近所の病院で予定の日に打てることになりました。ホッ。

 これで本当に出口が見えて来たことになるのか、ちょっと分かりませんが、ともかく、その日まで気をつけて過ごさねばね。

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2021年6月23日 (水)

一本!

 今朝、新聞を開いたら、どこかで見たことのある女性のアップが目に飛び込んできました。おお、これは、ヤワラちゃんの前の人だ!

 女三四郎、山口香さんでした。JOC理事を退任することになり、その前のインタビューなんだそうです。

 全体の内容は、まあ、まっとうなお話で、ここで触れるほどのことではないのですが、ちょっと驚いたのは、最初の発言の中の次のくだり。

 「五輪って政治家の決めるものなんだ、と。観客をどうするのかを議論してきたのは、菅さん、小池さん、橋本さん…と、見えるのは政治家の顔でした。スポーツ界の人はどこにいたのでしょう」

 きょーれつな小内刈り、いっぽーん!~o~

 橋下聖子さん、もうスポーツ界の人じゃないんだ。

 実は、この前の日、橋本聖子五輪組織委員会会長のインタビューというのを読んでいて、イヤハヤ、こいつぁすげーと感心していたんです。

 とてもポジティブなキレイごとを並べて行って上手に話を組み立てているのですが、ようはネガティブな要素は完全に無視して自分たちの都合を無理やり国民に押し付ける牽強付会の政治家の言葉でした。それも、かなりお上手な。

 「安心というのは、最初からあきらめるのでなく、具体的に取り組んでこそ見えてくるのではないでしょうか」

 いや、「安心」というのは、なるべく危険に近寄らないことを言うんじゃないのかね。国民の命を危険にさらしてポジティブに振る舞って、得られる「安心」というのは、何のことを言っておるのかね。

 「海外から来る方たちは80%くらいワクチンを打ってきてもらえる。まだ伸びる可能性がある。むしろ安全な方々なんですね。」

 ということは、20%近くは打たずに来るってことでしょう。それも、どうしても打ちようのない年齢や宗教の方を含んでる。こういう人達、当然、無理に来てもらわない方が安全なわけです。

 「オリンピックに反対する人の中には、あまり医学的、科学的でない議論もあるように感じます」

 つまり、オリンピック開催に消極的に反対し、無観客を推奨した感染症分科会会長さんの御意見は、「医学的、科学的」でないと。自分の方が医学的に考えていると、そういうことをこのシトは言ってのけちゃってるわけだね。すげー。

 あんた、五輪組織委員会会長なんてやめて感染症分科会会長やったらどなんだ。

 と思っていたので、今朝の山口さんのお言葉は強烈に響いたわけです。そうか、もう橋本さんはスポーツ界からもスポーツ界の人とは見られてないんだ。政治家なんだ。

 現役時代を彷彿とさせる女三四郎の小内刈りでした。目が覚めました。お見事。~o~

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2021年6月21日 (月)

帳尻からの眺め

 昨日は、再び五時起床で娘(仮称ケミ)と出かけました。先週に続いて、フィジカルトレーニング。今度は渋谷です。

 公園通りを入ったところにあるレンタルスペースで、ヨガを取り入れたトレーニング。時節柄、換気とディスタンスに注意してマスク装着でのヨガでした。

 ケミさんのトレーニング中は親はディスタンスの関係で入室できず、ワタシはその間、PARCO向かいのコーヒー屋さんで仕事でした。

 さしもの公園通りも、このご時世、日曜朝八時、雨模様と重なると、人通りがありません。

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 渋谷は、四十年前に毎日のように飲んだくれていた街です。その中でも公園通りは、渋谷文化を発信し続けていた華やかな場所でした。PARCO劇場さんにも何度か芝居を見に来たことがあったはず。

 当時は、ただ迷妄の中にあって失敗の連続、今思い出すと汗顔の至りという他ありません。もうちょっとマトモに生きられなかったモンかねえ。

 四十数年前、田舎から出て来て公園通りをウロウロしていた少年に、「四十年後に君はこんな娘を持つことになる」とケミさんを見せたら、彼は少し落ち着くんでしょうか。

 ダメでしょうね。大〇鹿モンの少年が帳尻を合わせるには、四十年の時間が必要だったんだよな。

 通りの向こうのPARCOを眺めながら、そんなことを考えているうちにトレーニング時間は過ぎ、ケミさんを迎えに行く頃には、渋谷の街もかなりの人出になっていました。ケミさん、ハチ公前のスクランブル交差点を面白がっていましたが、「ケミは小金井の方が好き」だそうです。

 スクランブル交差点を渡って四十分後にはノンビリしたクマゲラの街に帰っていました。すごい落差だねー。

 夕方までデスクワークをして、夕食に下りて行くと、ワタシの席に手紙が置いてありました。例のクイズです。

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 クイズの指示に従って狭い我が家を上に行ったり下に行ったりして、

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 コレ↑を発見。

 中には、コレ↓が入っていました。

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 人間は何歳からでも帳尻合わせられるモンなんだよな。~o~

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2021年6月10日 (木)

一年とか一月とか

 昨日は夜まで町田で高校生の授業がありました。今日も池袋で高2生の授業。一学期は第八週目が順調に進んでいます。

 ふと気づいて昨年の手帳を見たら、昨年の今頃から対面授業が始まったんですねえ。

 この一年前のブログには、「東京アラート解除」なんて書いてあるけど、なんだか、ノンビリしてますねえ。東京の一日の感染者数が20人切ったりしてます。

 小金井はこの頃、感染者の総数が28人です。今朝の新聞に発表された六月八日の小金井の感染者は945人だから、一年間で917人増か。

 世界に目を転ずると、昨年六月十日のUSAは、感染者1979893人死者112006人、今朝の新聞の六月九日は、感染者33391092人死者598326人だから、一年で3141199人感染して486320人がお亡くなりになっています。当人たちにとっては何の意味もない数字だろうけど、一日平均1300人以上お亡くなりになっています。ヒドい一年だったねえ。

 閑話休題。一年間対面授業をやってみて感ずるのは、案外授業は安全だったってこと。最初は本当に怖かったんですが、一年間やってみて、できないことはないんだなと分かりました。他所も含めて、授業でクラスターという話も聞きません。

 予備校生は、自分が罹ったら大変だと十分承知しているから、各自が感染症対策キチンとしているってことなのかも。

 また、今日は、娘(仮称ケミ)が塾へ通い始めて一か月の日でもありました。

 最初の頃は宿題が大変で、こんなことで続くのかしらんと思ったのですが、慣れてしまうとなんとかなるもので、しかも、授業の楽しさは変わらないらしいです。

 同じクラスに、同じ方向から電車で通う仲の良いお友達ができたり、おかしな男の子がいたりで、とても通塾をエンジョイしている模様。

 この月曜には月例の試験があったのですが、もともと得意な国語はさらに確実な得点力を身に着け、理科社会もそれなりに進歩充実してきました。

 あとは、算数が安定してくれればねえ。~o~;;

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2021年6月 6日 (日)

条件を出してみた

 昨日の続きです。

 どうも与党政治屋の皆さんは、まず開催ありきらしいけど、開催できるかどうかは条件次第なんじゃないかしらん。感染症分科会会長さんも「開催するなら強い覚悟で」と言っていますが、強い覚悟を示す条件を関係者に示してみちゃあどうなんですかね。

 五輪開催した場合、日本国民の側の安全と選手および関係者の安全を考えなきゃいけないわけですが、まず日本国民の安全のため、

 ・来日する選手・役員・マスコミ・オリンピックファミリーの皆さまに、PCR検査と二回のワクチン接種を義務付ける。

 コレ結構厳しいらしいです。アメリカの感染症の専門家がこんなこと言ってます。

 その他の条件としては、

 ・選手以外の皆さまは来日前に二週間の待機期間を義務付ける。

 ・大会期間中、選手・役員・マスコミ・オリンピックファミリーは、宿舎からの不要の外出禁止。

 ・当然のことながら、全種目、無観客。パブリックビューイングも全て中止。

とまあ、このくらいは当然として、選手および関係者の安全のために、

 ・開会式閉会式はリモートまたは中止。選手は、競技終了後すみやかに出国。

 ・選手・役員・マスコミ・オリンピックファミリーは、大会期間中、パーティーおよび会食禁止。選手村では原則禁酒。

とこのくらいのことを言い出しませんかね、誰か政治家が。

 このくらいの条件で開催と言い出せば、本当に競技したいという選手以外は参加をとり止めるでしょう。

 オリンピックファミリーの皆さまなど、「パーティー禁止」だけで誰も来なくなるんじゃないかしらん。~o~

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2021年6月 5日 (土)

国語の採点

 小金井市市議会が五輪中止を求める意見書を、全国の自治体に先駆けて可決したようです。やるな、小金井。

 我が家が投票した議員さんも、連名者の中に入っています。よしよし。~o~

 ここのところ、そういうことが政治的な話題になっているようです。感染症分科会会長の「こういう状況でなぜ開催するのか、関係者がしっかりしたビジョンと理由を述べることが必要」という発言を巡って、五輪相が答えたらしいんですが、この人のお答えというのが…どうもねえ。

 パッと聞いた瞬間に何も浮かびません。政治家の言葉というのは、しばしば無内容で空疎なものになりがちだとは思うのですが、それにしても…。

 これだけ中身のないことを言って、何か伝わると思っているんでしょうか。元アナウンサーってことは、言葉のプロだったんでしょうからねえ。

 ちょっと国語の先生的突っ込みを入れてみたくなりました。

 問 何のために開催すると考えているのか?

 「我々はスポーツの持つ力を信じて今までやってきた」

 これがまず、答えになってません。こういう状況(パンデミック下)での開催意義を聞いてるのであって、一般的な五輪開催の意義なんて、聞いてないわけです。スポーツの力は、パンデミックに対して何かポジティブな結果をもたらせるとでも考えているんでしょうか。質問の意図を故意にズラすってのは、よくある政治発言テクニックだとは思いますが、それにしても、ズレ過ぎていて、まーったく零点答案。

 「(感染対策の)一つ一つの積み重ねが、本格的に社会を動かしていくときの知見になると確信している。どのように社会を動かしていけるかをシェアできたら安心安全につながり、次のステップへ進んでいけたらという思い」

 この発言がまた、よくわかりません。最初の「一つ一つの積み重ね」というのは、「五輪を開催した場合の感染症対策の積み重ね」という意味なんでしょうけど、「本格的に社会を動かしていく」というのは、何のことを言っているのでしょう。

 「五輪」という特殊な大会のためのパンデミック下での感染症対策が役に立つような「本格的に社会を動かす」は何なのでしょう。謎です。

 全く具体的にイメージできません。具体的内容のイメージがゼロである以上、やっぱりコレも零点答案。

 そもそも、この人は、このパンデミック下で無理やり社会を国際的に大々的に動かすということを考えているのでしょうか。世界中のどんな指導者だって、本格的に社会を動かすのはパンデミックがある程度沈静化してからだと思っているんじゃないですかねえ。

 五輪を利用して、日本国民と世界中のアスリートを危険にさらして、何やら曖昧な「社会を動かす」の実験をして、それで得られる「安心安全」「次のステップ」って何のことを言っておるのか?

 内容空疎で口当たりの良さそうなキレイごとを並べるって、そう言えば、コイツの前親分の常とう手段だったっけね。

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