2019年9月15日 (日)

月とこきん亭の秋

 二学期第二~三週が順調に過ぎていきます。

 金曜は模試の日で授業はお休みでした。ノンビリできるはずなのですが、模試関係の原稿の締め切りが過ぎていました。ワタシはひたすらデスクワーク。なかなか終わりません。

 書店から電話がありました。大変丁重な口調で、「ご予約いただいておりました『こきん亭志ん朝 二朝会』のCDが入荷いたしました」受話器を握ったYは吹き出しそうになって困ったそうです。~o~

 午前中に、消費税の増税に備えて缶ビールの買い出しに行った先のスーパーで、お月見団子を見つけました。この日は十五夜。

 夕食は、月見の宴となりました。気候は水曜から秋めいて涼しくなり大変結構なのですが、肝心の空は曇り空。お月さまは雲の切れ間に微かに見えたか見えないか。娘(仮称ケミ)がお月さまを窓に貼ってくれました。

P11002571

 よく見ると、ちゃんとウサギが描いてあります。

 この日のお酒は、滋賀県美冨久酒造さんの「美冨久 純米吟醸 蜩」。この季節は、コレですね。

P11002581

 写真の写りが悪いのですが、隣は徳島県司菊酒造さんの「きらい 純米吟醸」。これもなかなかのもの。「蜩」の方が華やかな香りを楽しめますが、「きらい」もお米の良い香りがしてどちらも旨味が深く、初秋の晩酌にピッタリです。

 土曜、ワタシは午前デスクワーク、午後授業。Yは、所用で両親の家に出掛け、生まれて初めてウニの軍艦巻きを食べられたとか。「ウニ記念日」なんだそうです。

 授業後、駅前の書店で「こきん亭」を受け取ってきました。~o~

P11002591

 この秋から冬のドライブで大活躍してくれるでしょう。今から楽しみです。

| | コメント (2)

2019年2月15日 (金)

猫娘とサプライズの成長

 昨日一昨日と、ワタシは採点と授業でしたが、娘(仮称ケミ)にはビッグイベントがありました。                                                                                                                             昨年夏の「かんげき」の成功に味をしめた我々は、ケミさんの「お八歳」のプレゼントにチケットを用意しました。今度は「キャッツ」。大井町のキャッツシアターに従妹のIちゃんを我々の方からお誘いし、またまた「てるてる祖母ちゃん」に来ていただきました。今回も「かんげき」は大成功。                                               
 孫娘二人とともに猫達を観劇した後、お義母さんは我が家に来て、ケミさんのレースの動画を見て感激してくれました。~o~;;
                                         
 昨日、ワタシは昼間ずっと採点でした。午後、ちょっと休憩してリビングに下りて行ってみると、ケミさんとYが台所でゴソゴソやっています。窓の外にはケミさんのお友達とおぼしき女の子達が三人、ニコニコ笑って我が家を覗き込んでいます。
                                                           
 何でも手作りチョコを持って来てくれたのだとか。いやー、ウチのケミさんは女の子なんだが…。
                                                                     
 何でも、イマドキ小学生は、バレンタインに女の子同士でチョコの交換をしているらしいです。我が家は、まったくそんなことを知らずに何の準備もしていなかったので、持って来てもらってから、慌ててお返しをゴソゴソ準備したとのこと。
                                                                
 いやはや、去年まではこういうサプライズだったんだが…。~o~;;
                                             
 まあ、これも娘の成長ってことなんでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月11日 (土)

てるてる祖母ちゃんとの「かんげき」

 嵐の迫る中をたこ焼きゲットに行った愚妻Yと娘(仮称ケミ)は、ワタシの仕事とは別に、台風に来てもらいたくない理由を抱えていました。実は、一昨日は、以前から計画されていた「かんげき」の日だったんです。
                                                                                                                     
 義兄の娘Iちゃんは、ミュージカルスターを夢見る小学生なのですが、そのIちゃんから、「劇団四季の『アラジン』のチケット→が手に入ったから、一緒に行こう」とお誘いを受けていたんです。いや、もちろん、ケミさんが。~o~
                                                                               
 九日の木曜日、ワタシは午前午後と横浜の講習だったので、Yがケミさんを連れて行き、東京駅まで出て来たIちゃんと合流。会場まで連れて行く手筈になっていました。台風に来てもらっては、ケミさんの夏休み最大のお楽しみが台無し。
                                                                                         
 この日、孫娘二人に会うために、茨城からお義母さんも東京駅まで来ることになっていました。このお義母さんという人は、所謂「晴れ女」なのですが、「私でも台風はどうかしら」と心配していました、しかし・・・さすが、てるてる祖母ちゃん。~o~
                                                                                    
 仕事終わって横浜から東京駅に移動し、二人に合流した時には、ケミさん大興奮。休憩を挟んで140分の長丁場の舞台なのだそうですが、小学校二年生も、楽しめる舞台だったようです。さすが劇団四季。
                                                                          
P10907521_2

 事前にディズニーの「アラジン」は、DVDで見せていましたが、子供も楽しめるように作られていたようです。事前に渡された観劇のしおり←も、子供を意識したものだし。

 二年生のケミさんでも楽しめたということは、まして五年生でミュージカルスターを目指すIちゃんは、大感激だったらしいです。めでたしめでたし。~o~

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年5月30日 (月)

おみそれ八王子市と日曜版ネタバレ

 昨日は何もない日曜でした。先週同様、遠出を避けてのんびり過ごしました。まあ、デスクワークはあるし。午前中は例の添削でした。

 午後、娘(仮称ケミ)と内弟子Yを公園まで車で送りました。内弟子Yという人は歩き回るのが好きな人で、ここに住むようになって以来、とにかく八王子市内を歩き回り、四半世紀以上八王子市民をやっているワタシが全く知らない路地裏まで熟知しているのですが、そのYが先日、ちょっと離れた所にある公園を見つけてきたんです。

 我が家からだと自転車でもちょっと大変な場所で、子供を連れて行くには車しかなかろうということで、ワタシが運転手になり、スキー板をチューンナップに出すついでに行ってきました、小宮公園。

 小宮公園は、加住丘陵という丘の上の公園で、広い雑木林の中にあり、子供向けの遊具と芝生のスペースもある・・・らしいです。ワタシ、見てないので。

 以前、立川の昭和記念公園を羨んで、八王子市にもこんなのがあったら・・・と嘆いたことがあったのですが、小宮公園は、そりゃ、昭和記念公園ほどの規模じゃないけど、わりと良い感じの公園でした。駐車場もちゃんとあるし。こんなのがあったのか。お見それしました、八王子。

 ケミさんとYが遊具の場所まで行っている間、ワタシは車の中で「大須」の「四段目」を聞きながら添削の仕事でした。「四段目」は、関西では「蔵丁稚」と呼ばれているようで、桂米朝さんので聞いたことがあります。うーーん、この演目に関しては米朝さんの流麗さに軍配を上げたいかな。

 でも、「大須」ならではのマクラの面白さもあり、楽しめました。のんびりと車中で過ごすうちにケミさんとYさんが帰って来て帰宅。

 帰宅後、最近、ケミさんが楽しみにしている朝日新聞日曜版のパズルを親子二人で解きました。まあ、ほとんどワタシが解くのですが、ケミさんが大変楽しみにしているので、日曜午後にはマストの家庭内行事です。以下、写真付きでネタバレです。

_____________________________________________________________________________________________

 迷路をたどって、通った路を塗りつぶすと動物の絵が出て来るというのですが、この迷路がなかなか大変で・・・。~o~;;;

P10704291 一時間ほどかかったと思います。最初、ケミさんにやらせていたのですが、埒があかず、ワタシが本気で路をたどって発見。その後、ケミさんが塗りつぶしました。けっこうお見事に出来ました→。

 いやはや、のんびりした日曜でした。去年までだったらまだまだ、バタバタと滑りに行ってたんですけどね。~o~;;;

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年5月 2日 (木)

かいほー!と真冬への旅

 昨年と同様、今日はお休みの日なので、越後です。かぐらです。

 昨年同様、ワタシ一人のスキーです。娘(仮称ケミ)を置いてくるのは後ろ髪引かれる思いでしたが、出てきてみれば・・・、かいほーーーーっ!!~o~

 普段は聞けない「大須」をたっぷり聞きながらのドライブでした。みつまたまでの二時間半が全く苦になりません。いやー、このCDはお値打ちです。それにしても、ただ運転しているだけなのに、解放感あるなー。~o~

 みつまた駐車場は、平日だというのに三分の二ほど埋まっていました。みつまたでの天候は小雪まじりの雨でした。ところが、かぐらまで上がってみると寒いです。雪はたっぷり。天候は小雪時々晴れ。

 ゲレンデ下部は春雪だったのですが、クワッドリフトを上がってみると、この季節であることが信じられないほどカチカチの硬いフラットバーンです。うわーい、真冬だぁー。

 ところが、滑って行くと、最後の落ち込みの手前でザクザクになり、バーンはコブだらけになります。どうも、最後の落ち込みの手前の棚で春と真冬が入れ替わる模様。真冬の硬い雪と春のザクザク雪を一本のリフトで同時に味わえます。

 夕方、帰り際には、山頂部は真冬並みの吹雪になりました。いつまで続いてくれるのやら。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年11月11日 (日)

お料理上手を味わう

 昨日は、内弟子Yと娘(仮称ケミ)を迎えに、内弟子Y実家に来ました。久々に単独ドライブですが、お楽しみがありました。今年六月に購入した古今亭志ん朝の「大須演芸場 CDブック」を聞けるってこと。

 ワタシ、以前は車に乗ると必ず落語のCDを聞いていました。眠気覚ましってこともあるけど、自宅でゆっくり聞くということが苦手な性分なので。ところが、ケミさんが生まれて以来、その機会がなく、せっかく購入した新しいCDを開封もせずにそのままにしていたんです。

 二時間強のドライブで、「文七元結 上下」と「風呂敷・酢豆腐」が聞けました。志ん朝さんの「文七」は他の音源のものを聞いたことがあったのですが、微妙に違いますねえ。「大須演芸場CD」の売り文句には、「地方の独演会ならではの、肩肘張らないしなやかな高座」とありますが、どうも、「肩肘張らない」というだけではなく、地方の独演会だと時間の制約がないのか、ロングバージョンになるようで、話の持って行き方の細部が少しずつ違います。

 我々の授業などでもそうなのですが、決まりきったテキストの文章の説明でも、最初の何年かは「これで行こう」という型が出来るまで苦労して、型が出来ると楽になります。ところが、型ができると、話をする時間が一分単位で決まってしまい、余計な話をちょっとでも入れると授業時間の中に納まらなくなります。

 何年かはそれで苦労するのですが、そこを抜けると、今度は、時間に合わせて説明の短縮バージョンを、ある程度自在に扱えるようになります。そうなると、滅多に授業の延長をしなくなっていきます。講師を24年やって、ようやく、そんなことを感じられるようになりました。現在はまだ「自在に」というほどでもないんですが、少しは出来るようになりました。

 もしかすると、ワタシが以前聞いた「文七」は微妙に短縮バージョンで、フルバージョンは「大須」のものなのかという気がします。コレ、細部まで比較研究すると、話の「型」を条件に合わせて料理する名手の腕を味わうことが出来て面白そうだけど、そんな時間があるかなぁ。

 内弟子Yの実家に昼過ぎ到着。一日半ぶりにケミさんに再会しました。一日半見ないと、なんだか成長しているような気がします。ケミさんは大好きなお祖母ちゃんお祖父ちゃんに囲まれて異常なハイテンションでした。

 夕食前と後に、台所から調理器具を持ち出して、リビングの床で「料理」してました。我々に「料理」した物を食べさせようとするんですが、うーーん、こんなことが出来るようになったか。ママより手際良さそう。~o~;;;;

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年4月15日 (木)

ほのぼのときわやかな前日

 昨日は一学期開講前日。のんびり出来る最後の日です。午前中はのんびり雑用、午後はこの時期毎年恒例の模試の作成会議でした。

 毎年のことですが、この会議は長いこと一緒にやっている先生ばかりなので、ほのぼの和気藹々です。何かトラブルがあっても、たいてい誰かが解決策をひねり出してくれます。こういう時に、ウチの古文の先生方のレベルの高さを実感します。

 なんとなくほのぼのと良い雰囲気のうちに会議は終わり、夕方は、内弟子Yと待ち合わせて吉祥寺で映画を見ました。内弟子Yは洋画好きで、もう一月も前から、レオナルド=ディカプリオ主演の話題の新作「シャッターアイランド」を見に行きたいと言っていたんです。

 んで、終わった後の彼女の第一声、「ディカプリオが朝青竜デス!」。内容に関しては、「何だかサッパリ判らなかったけど、気持ち悪かったデス」だそーで。~o~

 ワタシゃ結構面白いと思いましたけどねえ。レオ様だって、演技派に脱皮したいんですよ、きっと。

 映画の後、吉祥寺の居酒屋「ヘチ貫」で夕食。一杯目は三重県元坂酒造さんの「酒屋八兵衛 特別純米 無濾過生」。含んだ瞬間にインパクトのある含み香。くわー、なんとも際立つ酢酸イソアミル。直後に豊かな甘旨味があって切れています。きわやかな香りと甘味が印象的でした。伊勢の小規模な蔵元さんのようですが、久々に、やってくれるなーという感じでした。

 こんな良い酒飲んで、美味い物食って新学期を迎えちゃったら、頑張らないわけにいきませんかねえ。~o~;;

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月 1日 (金)

猿と文楽の間で

  昨日は午前御茶ノ水の高二、夜吉祥寺のセンター対策講座の最終日でした。御茶ノ水の高二は、やや雰囲気が重く、どうなることかと思ったのですが、意外に好評でした。九州四国や福島あたりからも受講生が来ていて、地方から来ているマジメな子達が高い評価をしてくれたようです。逆に言うと、東京の半端にお出来になるお子さん達は、受講態度もイマイチだったのかも。

 昨日の朝刊に「少子化で私大の47%は定員割れ」と出ていましたが、こうなると子供達はより一層上位校を志望することになり、我々の仕事も上位校にターゲットを絞った講座が多くなります。今年、某W大系の仕事が増えているのもそのためなのですが、高二の東大志望講座も昨年より一つ増えています。

 ところが、講座が増えたからと言って、優秀な生徒さんの数が増えるわけではなく、本来はそんな講座を取るはずのないレベルの生徒さんが増えるだけだったりするんですね。まぁ、高望みしているだけという・・・。~o~;;;

 この講座もそういう子が一番後ろの席で居眠りこいたりして教室の雰囲気を重くしていたようだったので、ちょっと心配していたのですが、授業アンケートを見る限りは、数字もそれほど悪くないし、大半の子にとっては有意義な授業になったようで安心しました。

 夜は、移動して吉祥寺でセンター対策の授業。初日の一昨日は、思いのほかスムーズに授業が進んだので・・・油断があったのかなぁ。

 何年か前にやった問題の再利用だったので、大丈夫だろうと高をくくって授業に臨んだら・・・。まあ、間違えたワケでもないし、完全に絶句しちゃったりしたわけでもないけど・・・、説明が一瞬、しどろもどろになり、かなり冷や汗をかきました。久々に、生徒さんに殴られても仕方ないと思うような授業でした。その割りに授業アンケートは悪くなくて逆に驚いちゃったんだけど・・・。~o~;;;

 まずいなぁ、と反省はしているのですが、反省だけなら猿でも出来るって言いますからねえ。まあ、だからって、文楽師匠のように、「勉強し直して参ります」って引退しちゃうってのも、出来ない話だけど。

 八代目桂文楽は、その端正で緻密な芸から昭和の名人と呼ばれた人ですが、晩年、大ネタ『大仏餅』を掛けた高座の途中で絶句。「申し訳ありません。もう一度、勉強し直して参ります」と客に頭を下げて高座を下り、そのまま二度と高座に上らなかったと言います。さすがに予備校屋風情が、間違えるたびにソレをやってたら仕事にならないし、第一、教わってる生徒さんにも迷惑な話でしょうから・・・。~o~;;;;;;

 まあ、猿よりマシな所を見せるために、次回センター対策講座をやる時には、十分に準備して教壇に上がることにしなくちゃね。~o~

 ところで、今回、この記事を書くのに、落語家さんを何人か、某Wikipediaで引いてみましたが、面白いですねー。もともと、落語家さんというのは、個性的でぞろっぺいな人が揃っているので、その伝記は面白くなるのですが、某Wikiには、絶対、業界内部の人間しか知らないだろうというような内輪ネタが散りばめられていて、思わず読み耽ってしまいました。

 予備校屋さんも有名講師になると、某Wikiに載ったりするのですが、生徒サイドからの記述ばかりで全く面白くありません。アレも内部の人間が書き出したら、面白いのにねえ・・・。~o~

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月21日 (日)

だからアタイをげんのうで打つと言った

 今日は、一日デスクワークでした。昼過ぎ、昨日見つけた近所の喫茶店に昼食を摂りに出かけました。ついでに千葉大の赤本持って行って、サンドイッチ食べながら、赤本の間違い探し。

 古文ではあまり面白い間違いもなかったのですが、現代文の方ですごい問題を見つけちゃいました。教育学部国語の第五問。出典「子はかすがい」だって。

 正確には「林屋木久蔵の子ども落語」というシリーズ物に入っている子供向けの落語本です。大人の落語では、一般に「子別れ」という演題で知られています。しっかし、子ども向け落語を大学入試問題に使うとは、また思い切ったことを・・・。~o~

 六代目三遊亭円生師匠の速記本によると、「子別れ」は上・中・下の三部に分かれていたようですが、現在はほとんど下だけが演じられます。この「子ども落語」の「子はかすがい」も下のみです。

 上と中は、腕の良い大工、熊さんが、葬式の帰りに吉原へ繰り込み、酒を飲んで帰って、酔った勢いでお上さんと喧嘩。お上さんと子どもを追い出して、吉原の女を家に引っ張り込んだは良いけれど、この女が箸にも棒にもかからない女で、この女もたたき出し、一人になるところまでです。

 下は、すっかり懲りて酒を止め三年経つ熊さんの話。ふとしたことで子どもの亀坊と再会し、亀坊を結びの神としてお上さんと縒りが戻るというストーリーです。

 サゲは、「タイトル」の通りの亀坊の台詞です。お上さんは、亀坊をしかるのに、熊さんと別れる時に持ち出した玄翁を振りかざして、「これはアタシが打つんじゃないんだ。おとっつぁんが打つんだよ」と言って折檻するのですが、熊さんと縒りが戻ったお上さんが、「本当に子はかすがいだねえ」とつぶやくのに対して、亀坊、「アタイがかすがいだって?! だから、おっかさんはアタイを玄翁で打つと言ったんだ」

 千葉大は、このサゲを設問にしています。曰く、「この落語の結びの部分における面白さはどのようなところにありますか。分かりやすく説明しなさい」だと。うーーむ、こりぁ難問。だって、落語のオチは、どんなに上手く説明したって、説明した瞬間に面白くなくなりますからねえ。~o~;;;

 こんな設問もあります。「人とコミュニケーションをとることについて、落語から学べることがいろいろあります。あなたは、落語からどのようなことを学び、自分のコミュニケーションに活用できると思いますか。具体的な状況を想定して、その活用の仕方について説明しなさい」うわー、これも超難問。つか、落語から学ばせようとするなよなー。

 まー、確かに、イマドキの子は落語から学ばなきゃならない人達なのかもしれませんけどねえ・・・。~o~;;

 今日、教育再生会議とやらで、「子どもの規範となるべきスポーツの世界で不祥事が相次いでいる」というネボケた発言があったらしいですが、スポーツだの落語だのってものは、「規範」だの「模範」だののための物じゃないでしょ。子どもの「規範」なんて、両親がなれば良いんじゃないんですかねえ。亀田一家だの朝青龍だのって、見当違いの人達に子どもの「規範」を求めるなよ~。~o~;;;

 スポーツや落語に「規範」を求めちゃったりするのは、本来子どもの「規範」となるべき両親や周囲の大人に期待できないからってことなのでしょうか。なんだかなー。~o~;;

 それに、スポーツや落語に「規範」を求めるってことは、「規範」にならないスポーツや落語は排除しちゃえって発想につながりませんか。子供の「模範」にならない「バレ話」やら「子別れ上・中」なんかの価値を認めないってなことになっちゃったり・・・。少なくともワタシゃ、子供の「規範」になるスキー以外しちゃダメだなんて言われたら、大変困るんですけどネ。~o~;;;

 結果的に子供の教育のためになる、というのと「規範」とは大違いなんだが・・・。

 そりゃそうと、ウチの現代文科の先生達は、こういう問題にどう対処するんだろ。大変でしょうねえ。ワタシゃ古文科で良かったヨ。~o~;;

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年3月30日 (金)

感情表現欠乏症の研究その一

 感情表現欠乏症で思い出しましたが、どうも、日本人は感情表現しないことを美徳としてきた歴史があります。例えば、「笑う」ということはタブー意識を伴う行為だったのではないかと思われます。

 古代においては、「人笑われ」は最大の恥辱でした。これは貴族社会でもそうだし、武家社会でも同様。

 落語の方では、「昔の武士は、借金をした時に『借用の金子返却せざる時は人中でお笑いくだされても構わず候」という証文で金を貸してくれた。今だったらよろしな~。落語家みんな喜んで借りまっせぇ」なんて、米朝さんのマクラにあります。

 そもそも、伝統的に「人笑われ」を最大の恥辱とする日本社会において、笑われることを職業とする落語家には、恥辱を一手に引き受けてしまう者の覚悟と開き直った者の矜持がありました。

 「昔は、武士が道の八分を歩いた。農工商が残りの二分を歩いた。落語家なんざ歩くとこないからドブん中這って歩いた」という志ん生師匠のギャグは、自虐的であると同時に、こうした落語家の覚悟が表れていて一種の爽快さが感じられます。イマドキの思い上がった「お笑い芸人サマ」達には、到底至り得ない境地です。

 ワタシは、オレの笑いで笑わせてやるという思い上がった「お笑い芸人サマ」が大嫌いです。時々いますよね、巨匠ぶった漫才崩れ。まー、誰とは言わないけど、某○本人志とかね。~o~;;

 落語家でも、思い上がったヤツほど芸はセコくなります。某円楽サンとか某談志サンとかですね。

 閑話休題。「人笑われ」が、最大の恥辱である社会では、人を笑うという感情表現はタブーになるはずです。だって、やたらに人を笑ったら、喧嘩売ってまわってることになっちゃいますからね。

 もしかすると、笑いの消えた教室の謎には、こうした日本の伝統的禁忌の意識が背景にあるのかもしれない・・・などとやたら壮大な話になってしまいそうですが、まあ、ことはそんなに単純じゃないでしょうね。続きは、もし思いついたら明日以降に。~o~

| | コメント (0) | トラックバック (1)

より以前の記事一覧