2021年9月 8日 (水)

韋駄天河童娘、天狗になる

 二学期第二週の大変なところは越えました。一週間のスケジュールで最大の難所、休肝日も昨日済ませました。よしよし。

 模試関係の仕事が若干ありますが、他のデスクワークは終了。赤本の間違え探しも順調に進んでいます。

 去年から感じているのですが、赤本は解答の間違えが減りました。やっぱり新コロナの影響ですかねえ。

 でも、解説の手抜きは相変わらず、というか、以前よりヒドイのもあります。某R教大文系なんて、最初の語句の意味問題二題、解説ゼロ。いくら何でも解説完全バックレはないよねえ。

 お父さんの仕事はまあまあ進んでいるのですが、娘(仮称ケミ)は全てにおいて絶好調です。運動会に向けての短距離計測会で、クラスの女子トップの韋駄天ぶりだったそうです。

 加えて昨日は、下校後に市民プールに行き、とうとう平泳ぎでも25m泳ぎ切ったと。

 韋駄天の上に河童娘かい。~o~

 それだけでも自慢の鼻が高くなっていたのに、昨日、八月末に受けた志望校判定模試の結果速報が出て、またまた、国語が…。

 いや、本人には、「キミは、算数が人並み以下なんたから、そこを何とかしなきゃいけないんだよ」とはお説教しているんですが、ねえ。

 でも、国語の偏差値が70を軽く越えてたら、そりゃ少しぐらい天狗にもなりますよね。~o~;;;;;

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2021年8月23日 (月)

あいなき御達の雑感

 このところ、二学期開講のためのプリント作成の日々です。

 毎年、二学期開講時に単語リストとテキストの索引を配布しています。この索引を作成しているといつも思うのですが、単語リスト一番の「あいなし」ってウチのテキストには出て来ないよなぁー。

 「あいなし」は、アイウエオ順に単語を並べると重要単語の一番になってしまうので、その関係で大抵の単語集の一番最初に載っています。アイウエオ順の関係なさそうなゴロ合わせの本にさえ一番に載っています。にもかかわらず、ウチの通常授業のテキストにはもう何年も載っていません。

 これは、もちろん、ウチのテキストに欠陥があるという話ではありません。ウチのテキストには入試に出題されそうな文章、あるいはすでに出題された文章ばかり採用されているので。「あいなし」は入試においてそれほど頻出ってわけじゃないんじゃないかしらん。

 主要な大学の入試問題を毎年チェックしているワタシの感覚から言っても、「あいなし」は、そんなに入試頻出単語と思えないのですが、でも、ほとんどの単語集では重要単語一番です。

 新たな単語集を編集しようとする時に、既存の単語集をたたき台にすると、アイウエオ順一番のこの単語は切りにくい…ってことなんですかねえ、どうも。~o~;;;

 では、なぜ最初の単語集に載っちゃったのかというと、『源氏』『枕』などの有名作品で印象的に残る場面に出て来るから…かもしれません。『源氏物語』桐壺巻冒頭近くの、

「上達部、上人などもあいなく目をそばめつつ、いとまばゆき人の御おぼえなり(上達部や殿上人なども皆むやみに目を背けて、まったく見ていられないほどのご寵愛です)」

 なんかがあるからでしょうかねえ。

 こういう重要単語とされている語とは逆に、全く単語集等で扱われない語が出題されてしまう場合があります。今年の某東大の問一のアなんががソレ。「御達(ごたち)」なんて、どの単語集にだって載ってません。

 あまりに重要単語扱いされていないので、某東大受験指導専門塾T緑会の過去問本では、「東大の教員はモノの判った人達だから、『御達』は採点対象外か」などと言いだす始末。

 ちなみに、この部分の解説文原文が、「採点の対象外とされなかったのではないか」とあるのを見た時には、一分間凍りました。あんまり国語が得意じゃない御仁が書いたんでしょうかね。~o~;;;;

 閑話休題。採点対象外と言われても仕方ない出題でしょう。「御達(=女房・御婦人方)」は、珍しい単語です。

 しかし、これを出題した人の身になると、なんとなく理解できなくはありません。「御達」は、一般的な古典作品ではレアな単語ですが、物語文学では、そこそこ出て来ます。『源氏物語』では、「悪御達」「古御達」「ねび御達」などを合わせると二十回ほど出て来ます。特に、「竹河」巻冒頭の、

 「これは、源氏の御族にも離れ給へりし後の大殿わたりにありける悪御達の落ちとまり残れるが問はず語りしおきたる…(これから語るのは、源氏の御一族からは縁が遠くていらっしゃった後の太政大臣のお邸あたりに仕えていた口さがない女房達の、まだ生き残っていた者が問わず語りに語っていたもの)」

 という一節が源氏物語の文体論でよく扱われる研究者に馴染みのある印象的な用例なので、ねえ。

 出題者は、『源氏』の研究で有名なT木さんでしょう。

 「御達」くらい聞いても良いでしょ。

って思ったとしても、まあ理解できるかな。

 というわけで、某東大受験予定の諸君、「御達」は、採点対象だったはずです。文脈から読み取ってください。~o~

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2020年9月27日 (日)

静かに進む秋と仕事の日

 最近、めっきり涼しくなってきました。秋が進んでるな、よしよし。 

 模試関係の仕事が土曜に完了したので、今日は一日、頼まれた過去問添削と赤本NGの仕事でした。要するにお金にならないデスクワーク。

 お金になろうとなるまいと、眼が疲れるのは同じことで、マイッタよ。

 でも、添削は順調に進みました。某大阪市立大学の問題というのを初めて添削しましたが、こんなに記述が多くて大丈夫なのかしら。受験生も大変だけど、採点だって大変だよ。

 今年は某京大の文系を受ける女の子が教え子さんに二人います。どちらも大変古文の出来る子なので、添削も楽しくできます。

 某京大の古文問題というのは、某東大とは全く難しさの方向性が違います。

 某東大の方は、設問で求められる内容に比べて小さ目な解答欄なので、必要なことをコンパクトにまとめる難しさがあるのに対して、某京大の方は、設問で求められる(と受験生が考える)内容と比べて大きすぎる解答欄が用意されているので、いかに問題文から情報をたくさん読み取り、それを盛り込んで解答欄を埋めるかという難しさがあります。

 コレ、どちらが難しいかというと間違いなく某京大です。

 その、恐らく日本一の難問に対して、二人のお嬢さんはワタシの厳しい採点基準でも六割七割の得点を叩き出してくれます。コレ、普通の採点基準だと七~八割になるんじゃないかしらん。御リッパです。

 添削を終えて赤本チェック。どういうわけか、今年の赤本には間違いが少ないです。まあ、解説の手抜きはあるのですが、明らかな間違いが少なくて、これでは赤本NG大賞が出せなひ…。~o~;;

 コレってもしや、新コロナのせいで執筆者に時間があったから?

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2020年1月22日 (水)

穏やかに疲れる日々

 今週はセンター試験明け授業と質問待機の日々です。

 昨日、一昨日とセンター試験明け授業でした。今年もセンターの古文は穏やかな良問だったので、我々古文の教師は安心して教室に行けます。

 しかし、今年はセンター明け授業が二日間にまとまっていたため、効率的ではあるけれどけっこう疲れます。

 そんな中、あざみ野で以前請け負っていた某T洋大の赤本チェックを、受験生が受け取りに来ました。この某T洋大の赤本というのが、ちょっとヒドい出来で…。

 赤本NG大賞を差し上げるほどの感動的なヤツではないのですが、動詞の活用を割り出すなどという超基本的な問題に対する説明が破たんしていたりして、かなりオソマツな代物。空欄補充問題の説明で、「こういう訳になるからコレ」などと訳を先に決めて答えを割り出すなどというオキテ破りの暴挙までしてます。

 きっとアルバイト君なんだろね。

 質問待機の時間を利用して模試採点準備を進めました。これまた、穏やかながら疲れる仕事で、授業よりはるかに疲れました。

 まあ、それなりに仕事が進んだので、良しとしましょうか。

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2019年10月19日 (土)

恥ずかしい進歩Ⅱ~葛城の神の告げたこと

 二学期第七週が静かに進んで行きます。ホッとしたこともあり、疲れが溜まっていたこともあり、おまけにデスクワークは次々と湧いて出てきてそれに振り回され、授業では、生徒さんには気付かれてないだろうけど小さなミスを連発しています。ヤバいなぁ。

 んで、そんなタイミングの今に限ってデスクワークの方では発見したりするんですよね。三年ぶりの恥ずかしい進歩です。

 2012年某東大の過去問は、『俊頼髄脳』からの出題でした。

 「岩橋の夜の契りも絶えぬべし明くるわびしき葛城の神」

という東宮女蔵人左近の歌を解釈するために葛城の神の伝説が紹介されている文章です。葛城の女神は醜女であったために、役の行者に命ぜられた葛城山に橋を掛ける仕事を人目のある昼間進めることが出来ず、護法によって岩にされるという伝説です。この伝説自体は、枕草子などにも使われ、中古中世においては有名な伝説であったようです。

 某東大はこの和歌について、

「この和歌は通って来た男に対して、どういうことを告げようとしているか」と問うています。

 これに対して、傾向と対策本の類では、

 「醜い顔を見られて嫌われないよう、夜の明けないうちに帰ってほしい」(某青い本)

 「自分の容貌の醜さを明るい所で見て嫌われるのがつらいということ」(某赤い本)

 という二種類の答案が示されています。

 ワタシとしては、前者が良さそうなのは判っていたのですが、後者の趣旨の答案を生徒さんに持って来られた時に、何故これでは拙いのか、また、どの程度の点数が付くのか、明確に説明出来ませんでした。

 でも突然、昨日閃きました。なーんだ、この女は、「アタシを大事にしてね」と言っているのだ。

 平安京の恋人達は、男が女の元による通ってきて夜明け前に帰るというのを一種のマナーにしています。これは、女性の側の羞恥心の問題なのですが、明るい所で男性に容貌を見られるのを女性が嫌うのです。もちろん、二人が馴染んでくると、男は明るい所で女性の容貌を見ることになります。その類のシーンは、『源氏物語』でも「末摘花」や「夕顔」などに、初期の恋人同士がステディになる関係の進展を表すシーンとして印象的に活写されています。

 この女、左近は、葛城の神の伝説を踏まえて、「二人の関係が絶えてしまいそうです。夜が明けてから顔を見られるのがつらい葛城の神のように、私の容貌は醜いので」と歌っているのですが、これに対して、「通って来た男に対して、どういうことを告げようとしているのか」と某東大は聞いています。

 この設問の意味がワタシには今までよく判っていませんでした。でも、今はよく判ります。女が交際している男に対して、「アタシ、本当はブスだから、アンタアタシを嫌いになるわ」なんて正直に言うわけないじゃん。~o~;;

 この女は、容貌に自信のある女なんでしょう。だから、敢えて自分を葛城の神に擬えることが出来るのです。「アタシはブスだから明るい所で見られるのが辛い」と歌うことで、「私たち、しばらくステディにならずに最初のマナーを守った交際をしましょ。もうちょっと恋人同士の関係を楽しみたいわ、あなたも私との関係を大事にしてね」という意を婉曲に告げたんでしょう。

 これは、多分、現代でも一般的な男女関係の心理のアヤです。男女が深い仲になっていく過程で、男は、一旦深い仲になると、旦那さん気取りで図々しくなっちゃうんですが、女性の方はいつまでもフレッシュな恋人同士であることを願うものです。

 個人的なことですが、ワタシも時々、愚妻にそういう態度を求められて戸惑うことがあります。「今さら腕組んで表通りを歩けるかよ、めんどくせー」なんてね。~o~;;;

 某東大が、どこまでその辺りの男女の心理の理解を求めたのか分かりませんが、出題者は、N田秀樹さんと芝居をやっていたこともあるW先生だろうからなあ。

 閑話休題。なんにしても、赤い本路線ではダメですね。多分、50%か60%の得点しか与えられないでしょう。青い本路線がこの場合の模範解答になります。

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2019年9月18日 (水)

「海」の日々

 日曜に模試関係の仕事を済ませて、月曜は、久しぶりの横浜の授業でした。

 一週間あいてしまうと、赤本NG集リリースのタイミングも難しくなります。実は、今回それで失敗しました。某M大A大C大R大は、確かに受験者の多い大学ではありますが、プリントを取りに来る子に対処できれないほどではなかろうと高をくくって、四大学一挙リリースしちゃったら…。

 ちょっと校舎側にもご迷惑なくらい、取りに来た生徒さんの「海」になってしまいました。反省。~_~;;;;

 例年、こんなことはないんですけどねえ。

 横浜の某W大志望者のクラスは、人数が多いクラスではありますが、MACR大を全部受ける子なんてそんなにいないだろうし、例年、この辺の大学のプリントで人が殺到しちゃうなどということはないのですが…。

 どうも、今年の受験生の動きをイマイチつかみきれてないかも。

 そういえば、今年は、赤本チェックのリクエストが大変多く、すでに関西私学を三校も受け付けています。これも例年にはないこと。

 もしかすると、新テストの混乱やら某W大の入学定員の適正実施やらも影響してるのかしらん。

 ともあれ、月火とハードな仕事の海を潜り抜けて、ホッとしている今日水曜は、書斎の机上にチェックしなきゃならない赤本コピーの海。~o~;;;;;

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2019年8月29日 (木)

夏の名残の日々と超久々赤本NG大賞

 NZから帰国以来、比較的涼しい気候の中でノンビリと夏の名残を楽しませてもらっています。

 もちろん、デスクワークしながらなんですが。~o~;;

 Yさんも、帰国後の家の雑用やら旅行中の会計決算なんかをゆっくりやっては思い出にふけってます。一方、娘(仮称ケミ)は、〇〇村のお友達と遊んだり、図書館に行って一日中読書三昧したり。

 なにしろ、この子は、夏休みの宿題の一行日記に、「今日は一日図書館に行ってた。たくさん本が読めて楽しかった」と、堂々と書いちゃう読書家に育っちゃったので。~o~

 さて、ワタシのデスクワークなのですが、赤本NGが、某W大、J大、C大、R大、M大と終わりました。なんせ明日から二学期開講なので、油断はなりませんが、とりあえず比較的順調に進んでいます。

 その中で、特に目立っているのは某明治。何故でしょう。例年ダメなC大よりダメです。というか、法と商以外は比較的マトモなんですが…。

 明治法学部の筆者さんには、本当に超久々に赤本NG大賞を贈呈したくなりました。間違え方がヒド過ぎます。

 今年の明治法は、仮名草子『堪忍記』からの出題です。その本文自体に対する設問の解答解説も怪しいのですが、感動的にヒドいのは、問8の解答解説です。

 『堪忍記』で扱われている周才美の行動についての中江藤樹の論評を引用し、「才美にほまれを専らにせしむることなかれ」という部分に傍線を引いて、

「中江藤樹の主張としてもっともふさわしいものを、選択肢の中から選べ」と言う設問なのですが、赤本の解答は、

 「2 悪知恵の働く周才美だけに、多くの利潤を独占させてはならない」

 を選んでます。

 これ、傍線部を一読しただけであり得ないってわかりますよね、普通。正解は、もちろん、

 「3 改心して富と名声とを獲得した才美を余人も見習うべきである」

 誰がどう考えてもコレしか正解はなく、恐らく、この試験の合格者は全員3を選んでいるでしょう。それを、なぜ赤本が、間違えたの?

 でも、この誤りの一番感動的なところは、解説中で、「中江藤樹の論評のポイントは…”この故事を見聞きする人よ、才美に名誉を独り占めにさせてはいけない”ということになる」と傍線部を正しく解釈していながら、「傍線部の内容から判断して2が符合」という結論を出しているところ。

 つまり、この人は、中江藤樹の論評を正しく訳していながら、まったくあり得ない誤りを選んでしまっているというわけです。なぜなんでしょう。締め切りに追われて時間がなかったでは説明できませんゼ。

 徹夜のやっつけ仕事で、頭が朦朧としていたということなんでしょうかねえ。

 商学部の方の誤りは、もっと単純な文法の知識の欠如。単なる無知なのでこれは「大賞」に該当しませんが、相当なモンです。問六ですが、「のどかになむ」の「なむ」を「ぬ」+「む」って解説しちゃイカンだろ。

 形容詞にしても形容動詞にしても二通りある連用形のうちの動詞系の活用する方に「ぬ」+「む」の「なむ」が付き、もう一つに付く「なむ」は係助詞って…、基本的なことだけど、知りませんかねえ。

 「かなしかりなむ」や「あはれなりなむ」なら「ぬ」+「む」、「かなしくなむ」や「あはれになむ」は係助詞ってこと。赤本書いてるってことは、これでお金もらってるのだから、一応、プロなんでしょうけど…ねえ。アルバイト君なのか?~o~;;;;

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2019年8月27日 (火)

事後処理の日、NZ拾遺

 昨日は、いろいろ事後処理の日でした。

 まず、旅行中に送られてきていた模試関係の仕事をやっつけました。なにしろ、締め切りが26日だというので。夏期講習終わった後の期間、旅行に出ちゃってる講師多いんだろうから、このタイミングで締め切りのキツイ仕事を送られてきてもなー。

 とは思ったのですが、それを承知していない職員さんではないので、よほど急ぎだったんでしょう。

 午後は、空港から送った宅配便の梱包を解き、帰国便で出来なかった某京大の過去問添削の仕事と赤本NGの仕事をこなしました。今年の某明治赤本はちとヤバい感じです。まさか「なむ」の識別を間違えるような方が書いてるとは…。~o~;;

 家族が集まるとNZの話になります。いくつか思い浮かぶことを書き留めておきます。

 NZ航空は今、「オールブラックス航空」というオールブラックス応援のキャンペーンをやっていて、機内利用の放送にはオールブラックスが登場します。けっこう楽しいビデオに仕上がってます。NZにおいていかにラグビーが愛され、ナショナルチームが国の誇りになっているかが分かります。

 まあ、NZの場合、他に国際的に誇れる物が少ないという事情はありますが、ラグビーはまさに国技。日本で例えると、相撲と野球とサッカーを足したような存在です。

 そこでマオリ系の人達がたくさん活躍しているのですから、マオリと白人があんなに融和して暮らしていける理由というのは案外その辺りにもあるのかも。

 もちろん、マオリの権利を認めて大英帝国に併合するワイタンギ条約以来、すったもんだはあったらしいけど、今、現在、マオリと白人の間に差別は少ないように見えます。

 多分、日本に例えれば、イチローや大谷君、中田ヒデや本田君がマオリ出身だったりするみたいなモンなんでしょう。そういう人達が国際的に活躍しているのを子供の時から見てれば、そりゃマオリが国のアイデンティティーの一部になっても不思議はありません。

 特に、ワタシが来ていなかった十年間でそれは加速したのかもしれません。NZのあちこちで以前よりもマオリ語を目にするようになりました。国内便機内放送のクイズの答えが英語とマオリ語の併記になっていたのはその典型。

 今回も「なかよしの国」と感じたけど、NZの人種融合はこういう下地があってのことなんでしょう。

 QTは、国際観光都市なので、地価が高く、必然的にお店の入れかわりも盛んです。九年前よりもかなり観光都市化した印象があります。まあ、街が賑やかになって観光客としては楽しいんですが。

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 湖畔を散策する娘(仮称ケミ)と愚妻Yです。

 十年以上前に撤去されていたカードローナのブラジャーフェンスが、ちょっと場所を変えて復活していました。これは、それほど嬉しいニュースってわけじゃないんだけど、でもNZらしくて良いかも。

 今回、最終日にQTのアウトサイドスポーツさんで板をレンタルしました。滑走最終日はトレブルコーンのオフピステを心置きなく滑りたかったということもありますが、出発の朝が早いので、自分の板をパッキングしたかったということもあります。結果的に日本では販売していない面白い板を試乗できました。レポートは近いうちに。

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2018年9月16日 (日)

騙し人騙され人の日々

 土曜に特別授業があり、赤本チェックや模試の仕事もあって、そこそこ忙しい日々です。
                                
 それでも例年に比べれば、赤本チェックの準備が早かった分だけ楽かも。
                                     
 今年の赤本ですが、全体的に明らかな誤りは減っています。18年度問題に関する解答の明らかな誤りは、立教に一つ、中央に三つ、上智に四つ・・・。ま、まあ、例年よりは少なくなってますよ。~o~;;                                                                                                                                 
 しかし、解説の手抜きは多いなあ。「時間がねーんだよ!仕方ねーんだよ!」という執筆者の叫びが聞こえてくるような解説が多いです。丁寧に説明してらんないから、「敬語に着目すること」で押し切っちゃうとかね。
                                                              
 こういうのを「騙し」と言ってしまうのは気の毒かもしれないけど、お金出して本を購入し、本番が迫ってくる時期に過去問の演習をしていて、こんな解説に当たっちゃったら・・・途方に暮れるよなぁ。
                                                                                                    
 やはり、印刷物という「権威」による「騙し」の一種なのかと。
                                                       
 まあ、このくらいの「騙し」だと、この業界いくらでもありそうです。その大学の入試問題、あなたの学力じゃマトモに解けないでしょ、と言いたくなるような人が、偉そうな合格法書いてたりするの、よく見るモンなあ。
                                                                                                                         
 でも、一度外に目を転ずると、もっとヒドイ「騙し」は世界に満ちているようです。先週、そのうちの一つを確認してしまいました。
                                                                              
 先日、「ドキュメント」に保管してあった古いブログの記事を整理していて、2002年W杯の時に面白かった記事が破損しているのに気づきました。どこかに元記事が転がってないかと検索したら・・・なんと、ワタシが保管していた記事は、全くのデマだったことが判明。しかも、かなり以前にNHKやら新聞やらでデマと報じられていたらしいです。
                                                   
 トマソンと和歌山の少年の美談って「騙し」だったんですねー!
                                                                                   
 W杯のために和歌山でキャンプをしていたデンマークチームのエース、ヨン・ダール・トマソンが、耳の不自由な日本人の少年と交流して、約束のゴールを決めるという美談です。この美談の元記事は、「皐月パパ過去日記」という大変面白いブログだったんです。
                                                                                  
 関西のスポーツ新聞記者らしい筆者が、取材中に知った裏ネタを面白おかしく書き記してくれるブログで、他の記事の信頼度から言って、てっきり事実だと思ってました。まさか、あれが「騙し」だなんて。
                                                                                                                     
 確かに、信じたくなるような美談でした。デンマークチームは好感度の高いチームで、トマソンも人の好さそうな二枚目。2002年当時、日本中が来日した各国チームに好感を持って交流していたという空気感もありました。
                                                                                                             
 加えて、この「皐月パパ」という人の文章力。とにかく面白かったんですよ。適当に笑わせ、適当に泣かせて・・・信じちゃったなぁ。~o~;;;
                                                                                                                      
 世の中は、騙したがる「騙し人」と、騙されたがる「騙され人」に満ちているってことでしょうか。        

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2018年8月30日 (木)

最後の花火

 とうとう二学期開講の日となりました。火曜日に帰京し、昨日は一日、二学期第一週に配る単語プリントと赤本のチェックに追われていました。娘(仮称ケミ)と一緒に図書館に行き、某中央大の赤本をチェックしていたのですが、うーーん、中央は、今年もダメですねえ。                   
 
 何にせよ、夏も終わりです。                                                                                                                                                                                 
P10908451  丸沼最後の月曜夜は、花火大会でした。もうコンビニでは花火を売ってなかったりしたので、ホームセンターで購入。Kのみさんの前でこの夏最後の花火→を、三世代+Kのみ夫婦で楽しみました。                                                                                                                                                                                                                       
 火曜朝の丸沼は、朝食を取った後くらいから豪雨となり、車に乗り込むのも一苦労でした。                                                                                                                                                    
P10908531  金精峠を越えて日光側に出て、いつもの茶屋で休憩。今年は、栃木県渡邊酒造さんの「旭興 大吟醸」と「旭興 本醸造生」を購入。渡邊酒造の酒は久しぶりなのですが、やっぱり、んまい!                                                                           
 
 材料を贅沢に使う大吟醸が美味いのは当たり前なのですが、普通に作ったはずの「本醸造 生」の美味さに呆れました。さらりとした中で、生らしく爽やかでふくよかな甘旨味。やっぱり渡辺さんはタダモノではないです。                                                                                                                
 お義父さんお義母さんを茨城に送って、首都高を回って帰宅したのは午後七時過ぎでした。お疲れ様。

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