2026年4月25日 (土)

尻ぬぐいの日々

 木曜日、ワタシは大宮で仕事でした。二学期第二週目です。

 予想通りというか、予想以上に、リニューアルした買ってはいけない話に反応があります。どうやら、この人の本が本気で売れている模様。

 NGプリントをコピーしながら、この起業家の人は儲かってるのに、その間違いを訂正するプリントを出して尻ぬぐいしているこちらは一銭も儲からないんだよなぁと、ちょっと虚しくなりました。

 まあ、世の中は上手くお金儲けする人とその尻ぬぐいに回る人間とが、どこにでもいるんでしょうから仕方ないんですかね。

 そんなことを考えているうちに学務から校舎に電話がありました。なんと、同僚の講師の都合が悪くなったので、夜、横浜で代講をやれと。こっちでも尻ぬぐいですか、イヤハヤ。

 大宮から一旦帰宅して横浜に向かい、仕事が終わったのは午後9時10分。帰宅は11時になります。ヤレヤレ、ほんとにヤレヤレ。

 帰宅してから、Yに慰労してもらい、

Kimg06871

 Yが越後でとって来たキノメで晩酌。山の生気が少しは元気づけてくれました。

 金曜日、ワタシは昼間noteで雑文書き。松風巻の和歌の新しい解釈を形にしてみました。考えてみると、これも今までの諸注釈の積み残しの尻ぬぐいか。

 まあ、上手く書けたから良しとしましょう。

 この日、Yは娘(仮称ケミ)とともに、

Pxl_20260424_0819094102

 こんなところに行き、

Pxl_20260424_0832201432

 あんこうのフリッターという珍しいものを食べて、

Pxl_20260424_0956302402

 こんな席でFC東京vs水戸ホーリーホック戦を観戦してきました。なんと、水戸の応援席です。

 水戸がJ1に上がって急に茨城愛に目覚めたらしいです。

| | コメント (0)

2026年3月 6日 (金)

賢い起業家がまき散らす惨事の種

 最近、ネットでこんな本の噂をよく見かけます。

Kimg04253

 この参考書不況のご時世に、良く売れているらしいのです。そろそろ新学期を迎える準備をしなければならない時期になるし、今は時間があるので、「買ってはいけない」本がどうか、調べてみました。

 んで、結論、大変上手く出来た本。著者はかなり賢い。しかし、「買ってはいけない」本入り決定。

 この著者は大学在学中に起業して学習塾を立ち上げ、教育系You Tuberとして活躍しているという御仁で、そのため、本の企画、編集、まとめ方がとても上手いんです。

 そもそも、「たった6時間で…」というタイトルが超キャッチー。参考書と自分の授業のYou Tube動画を組み合わせるやり方も、最近のスマホ依存症の若者の皆様にはタマラナイでしょうよねえ。ずるいなぁ。

 本の構成も巧みです。各セクションのかみ砕いたポイントを何度も何度も繰り返す構成は、苦手にしている子、出来ない子には嬉しいよなぁ、きっと。にくいなぁ。

 そして、こういう上手さ巧みさゆえに、この本は大変危険なのです。というのは肝心の内容が…。

 古文シロウトの悲しさで、既存の参考書らに頼るしかなかったんでしょうが、その既存の参考書ってのが、コレとか、コレらしいんでね。これら「買ってはいけない」本が上手にプロデュースされちゃって身につけやすくなってる感じなんですね。

 とりあえず、ヤバそうな所を列挙しておくと、

 P16 「やは・かは」は反語と即決。

 P75 「る・らる」の訳し分け 

    下に打消しがある➡可能

    上に心情語や知覚を表す動詞がある➡自発

 P78「す・さす・しむ」の訳し分け

    直下に尊敬語がある場合は尊敬(98%)

 P81「む・むず・(じ)」の訳し分け

    主語が一人称の場合➡意志

 P107「つ・ぬ」の訳し分け

    直下に推量の助動詞がある場合➡強意

 P130 文章中で「べし」と出会ったら、基本的に「~べき」とそのまま訳して逃げておきましょう

     「と」の上の「べし」は意志になることが多い

 P133 「断定存在の『なり』の訳し分け

    直前に場所や方角を表す体言がある場合➡存在

 P155 読解中に毎回「ば」の上の活用を見ていくのは時間がかかりすぎます   

 P157 「だに」の訳し分け

    下に希望・願望・命令・意志・仮定がある➡限定

 P193  (撥音便撥音無表記の)パターンとしては、「あ・か・ざ・た・な+なり」のみ

 P231 「奉る・参る」がKかSか

    上に「衣・食・乗」があるとS

 

 ずいぶんたくさんありますね。

 これらの記述は、おそらく大半の人にとっては有益です。問題が簡単に解けるからです。ところが、何人かに一人の割合で、上記の決めつけの例外に出会う人がいます。そうなると、惨事が起きます。

 たとえば、上記のうち、

P75 「る・らる」の訳し分け    下に打消しがある➡可能

を真面目に覚えた人が1997年のセンター試験問二の文法問題を解こうとすると、選べる選択肢がなくなります。時間のない本番の試験中にそんなことになったら…、パニックでしょうね。大惨事です。

 この起業家の人は、お金儲けにはとても優秀な人なのだと思います。でも、自分を信じて真面目に勉強した「お客さん」のうち、何人かに一人が、そんな大惨事に見舞われるかもしれないって想像できていないんでしょうか。できていないんでしょうね。学力の無いシロウトだから。

 顧客の人生を危険にさらしてるってこと、それじゃ経済人としても失格だろーがっ!

| | コメント (0)

2025年9月 7日 (日)

嵐とともにある日常

 水曜日、我が家の夕餉は今年豊漁だというこれ、

2025090320290000

 久々に太くて良いサンマ。サンマ大好きYさんは、黒潮大蛇行の終息に感謝していました。

 金曜日、台風が関東をよぎりました。ちょっとドキドキだったのですが、何とか授業に影響ありませんでした。

 その金曜日に今年の赤本をたくさんコピーしきて、土曜日曜とチェックしたのですが、いやー、某明治って難しくなったねえ。

 さすが、私大一番の勝ち組と言われるだけのことはあるってことでしょうか。今まで難易度の高くなかった学部まで、一斉に難しくなりました。

 しかし、無理に難易度を上げようとしたせいなんでしょう。出題ミスと思われるものがチラホラ。

 国際日本学部を受ける皆さん、25年問題の問三はマトモに答えが出ませんよー。

 おそらくおそらくおそらく、選択肢3の千載集歌は、千載集で二首前にある俊成卿の歌を使うつもりでいて、間違えて二首後の待賢門院安芸の歌を使ってしまったのでは…。

 こういうのを解かされると、頭の中をイヤーな嵐が通り過ぎるような気分になります。

 嵐といえば、経営学部問五の「むべ山風を嵐」の歌の問題もちょっと無理だよなー。

 土曜は、Yと買い物に行き、間違えて逆鱗に触れてしまました。

 同居して15年、いまだに逆鱗の位置を全て把握できていません。土曜は一日嵐の我が家でした。

 今日の日曜昼は、森保ジャパンとメキシコの試合をTV観戦。森保ジャパンの攻撃陣絶好調メンバーを揃えていて、普通の相手であれば嵐のように敵陣を蹂躙…

 しそうだったんですが、さすがにメキシコの守備は強い。見ごたえのある好ゲームのスコアレスドローでした。

| | コメント (0)

2023年9月23日 (土)

秋になる日のさまざま

 今日は秋分の日。涼しくなりました。

 ということは、こういうことのあった日です。13年前にもこの日から涼しくなりました。

 娘(仮称ケミ)に関して、最近我が家で話し合っているのは、レーシングスクールの先輩の男の子に学園祭に誘われていること。

 うーーん、そんなお年頃…とか思うのですが、本人はあまりまだ自覚していないようで…。

 男親は直接話しにくい話題です。Yがいろいろ意見しているみたいなので、ワタシはYと話して自分の意見を織り込んでもらってます。

 とりとめなく昨日の朝顔です。今がまさに満開です。

2023092208070000

 ワタシの方の秋の仕事は、まあ、それなりに。

 赤本チェックですが、今年は何やらケアレスミスが多いんですけど。

 某筑波大受験者のみなさーん。問一解説に出て来る「経緯の対象」って、「敬意の対象」のことだって気づきましたかー。~o~

  某明治大学商学部でも、「『はしたなき』が『橋た無し』と『はしたなし』の掛詞」なんてやってるけど、誰か「『橋た』の『た』って何?」って指摘してあげる人いなかったのかね。

 某法政2/8問題、「打消し接続の接続助詞」って「接続」一つ余計だろ。某学習院文「『なる』はその連用形」って、誰でも良いから印刷の前にチェックしなさいよ。

 昔、会社組織の予備校で教えている同業者が赤本について書いているのを紹介したことがあったけど、こういうのを見ても、まだ「キチンとした出版社」が「二重三重にチェック」なんて言うんでしょうかね。言うんでしょうね、きっと。~o~;;

| | コメント (2)

2023年6月 3日 (土)

なんじゃろ、じゃろじゃろ

 先日、生徒さんが参考書を持って相談に来ました。「こういうの買ってみたんですけど、どうでしょう」

 以前、古文は苦手ということで相談を受けたことのある子だったので、その流れでの相談なんでしょう。

 『K典文法 スビードインプット』というタイトル。「授業をしない」を売りにしている某塾が絡んでいて帯には「理解演習暗記を最速で仕上げる」「古典文法を最短最効率でマスター」の文字。

 うーーーん、これは、ワタシの獲物かも。~o~

 んで、「うん、調べてみよう」と二つ返事で請け負いました。ホントは某東大対策添削の第二回が始まるタイミングなのに。

 忙しいはずなのですが、全部に目を通してみました。

 心底ガッカリしました。

 「マトモ過ぎ…」

 そりゃ時々は変な記述もあります。「謙譲語は目的語を高める」とか。

 以前、他の参考書の記述で批判したことのある「らむ」を上接語の音だけで見分ける判別法なんかも乗ってます。

 でも、全体的にはマトモ。つか、高校で配ってる文法副教材そのものみたいな本です。驚いたことに、この手の本では扱わない「仮名遣い」とか「品詞の分類」なんかにもページを割いています。

 でも、コレ、どこが「スピードインプット」でどこが「最速」「最短」なのかしらん。タイトルと帯のうたい文句と「はじめに」のご立派な御挨拶は何なんざんす?

 この本、ワタシの守備範囲ではありませんでした。この本は、N本広告審査機構某●AROさんが取り扱うべき本です。

 こういう売り方の参考書もあるんですねえ。売れりゃ良いってか、O文社。 

| | コメント (0)

2022年12月22日 (木)

共テ対策のアドバイス

 一昨日、冬期講習の共テ対策シリーズが終わりました。

 今年の冬は珍しいことにこの講座を三回もやらされました。イヤハヤ、ちょっと疲れたかも。

 一昨日は質問待機の仕事などもあったので、横浜で昼食。

2022122012480000

 ワタシとしては大変珍しく、大戸屋さんで「牡蠣入り八宝菜定食」でした。なかなか美味でした。

 共テ講座の受講生から質問がありました。「直前の演習は、共テ型問題集とセンターを含めた過去問と、どっちをやったら良いですか」

 そりゃ、こういう聞き方したら、予備校屋はの答えは決まってますよ。「両方やれー!」。~o~;;

 でも、どっち重視かと言われたら、過去問でしょうね。

 共テはセンターと形式的に違いますが、それは表面的なことでたいした違いではありません。対比だの対話型設問だのを何問かやって慣れてもらえばオッケー。

 一方、選択肢を削るという本質的な作業の演習には過去問が優ります。センターの過去問は選択肢が良く出来ているから。

 それに共テ型問題集には、こんなクオリティのものもありますからね。

 この本について、今日、もう一つ、ヒドイNGを発見してしまいました。99年国語Ⅰ追試に共テ型設問を追加した第八課。問1(ウ)の解説は、ちょっと噴飯モノ。

 「いかでかいませし」を説明して、

 「『います』は、ふつう四段活用で『いらっしゃる』と訳すが、まれに下二段活用の場合があり、この場合は『いらっしゃっていただく』という意味」

 とあって、下段の注で

 「下に連用形接続の『き』があるため、『いませ』は連用形になる。『いませ』が連用形であるのは下二段活用の方である」

 と書いています。

 うわわわ、マズイよ、こりゃ。

 下二段の「います」について触れているということは辞書を引いたんでしょう。だったら、「いらっしゃる」の意味の「います」には四段とサ変があると書いてあったはず。助動詞「き」のサ変に対する特殊接続をご存じありませんかねえ、この先生わ。~o~

 助動詞「き」はサ変とカ変には特殊な接続をするので、「き」はサ変の未然形「せ」に接続しちゃうんです。当然、「いませし」は、「いませ(サ変の未然形)+し(助動詞「き」の連体形)」。

 コレ、ちょっと出来る受験生なら判るはず。当然、プロはみんな判らなきゃいけません。赤本で出てきたとしても、かなーりレベルの低いNGでしょうねえ。

 この人、この本の時は、本を売るためにわざと簡略化した間違えを書いているのかと思いました。プロフェッショナルファウルみたいなモンかと。

 しかし、この解説を読んでハッキリ判りました。参考書を書いてはいけない学力の人だったんです。つか、この学力でよくぞ予備校の教壇に何年も立ってられますねえ。逆に感心しました。

 ま、こういうこともあるので、共テの演習は過去問重視がいいかなと。~o~

| | コメント (0)

2022年12月18日 (日)

「まともじゃない!」参考書編

 昨日今日は冬期講習の隙間のお休みでした。

 昨日は娘(仮称ケミ)の塾が土曜特訓で、平日の塾よりも早い帰宅だったので、三人で夕食を取り早く就寝。

 12時過ぎに目覚ましで起床しました。珍しいことにYが「W杯もあと二試合ですから、起きて見ましょう」と言うので。

 TVを点けたらすでに1-1でした。ひえー、この両チーム、そんなに攻撃的だったっけ。

 どうも三位決定戦ということでオープンに打ち合ってくれた模様。楽しいゲームでした。

 それにしても、モロッコってこんなに強かったのか。

 と思いながら二時過ぎに再び就寝。六時半過ぎに起床しました。ちょっと朦朧としてました。

 ケミさんを塾へ送り出してからのんびり昼寝。

 目覚めてから本屋さんへ買い物に行きました。同僚講師のサイトでアヤシイ問題集が話題になっていたので。

2022121819080000

 わお、「共通テストの完全対策」とは、売れセンだなー。

 この本と同一著者なので、期待しました。

 うーーん期待通り、やっぱり、「まともじゃない!」~o~

 とても丁寧に作っている部分もあるのですが、単なる品詞分解にも細かいミスがいくつもあり、一番拙いのは、2001年センター試験国語Ⅰ本試の問題に共テっぽい「先生と生徒の対話問題」を足した第三課問三の解説。

 「参らせよ」を二語に分けて解説しているが、こんなの一語の謙譲語「参らす」の命令形だって分かんないかー????

 仮に本人が分からなくても(こんな基本的なこと分からない人が参考書書いてたら、そりゃそれでかなりの問題なんですが)、センター過去問なんだからちょっと調べりゃ解答解説は簡単に見られるでしょうに。

 正しく理解する学力も調べる誠意もない上に、デタラメの解説付きかよ。「まともじゃない!」

 同僚講師のサイトによると、こんな本をありがたがって「最強の参考書」と持ち上げる高校教員の方が何人もいらっしゃるんだそうです。これまた、「まともじゃない!」

 この直前の時期に、こんな「まともじゃない」ものを購入してしまった生徒さん、たくさんいるんでしょうね全国に。

 どうか、ワタシの教え子さん達が、そんな被害者になりませんように。 

| | コメント (0)

2022年10月31日 (月)

秋の小金井ゆめまぼろし

 昨日の日曜、娘(仮称ケミ)は朝から塾でした。

 午前中にゆうパックで何か届きました。まさか、と思ったら、一昨日某アマゾンで注文したケミさんの過去問でした。ひえー、なんて早さだ。

 過去問のコピーをとり解答用紙を作成するのはワタシの仕事です。すぐに一年分の練習問題が出来上がりました。

 あとは愚妻YのPTAの仕事の相談に乗ったり散歩に出たりしてぼんやり過ごしました。

 今日は珍しい月曜のお休みの日。午前中はのーんびりと散歩。イヤハヤ、秋の小金井はのんびりしています。こんなにぼんやりのんびりで良いのかしら。ハロウィンで大変な目に会った人もいるのにね。

 午後は昨日から取り組んでいる某東大の今年の問題の資料を、完成させようとしたのですが…。

 うーーん、今年の問題って何だか難しくないですかねえ。

 これだけ難しい問題は…、T女史なのからしん。~o~;;

 いろいろと注釈書やら出版されている過去問の本やらを見て…、ぼんやりし過ぎで回らなくなった頭で考えているのですが、何だか変です。

 「夢とだに何か思ひも出でつらむただまぼろしに見るは見るかは」

 『浜松中納言物語』のこの歌は、かつて中国の后とはかない逢瀬を持った中納言が

 「ふたたびと思ひ合はするかたもなしいかに見し夜の夢にかあるらむ」(再び逢瀬を持ちたいと思っても思い当る方法もありません。あの夢のような逢瀬は、どのように見た夜の夢であるのでしょうか)と詠み掛けた贈歌に対する后の返歌です。

 「夢とさえどうして思い出してもいるのでしょうか、いいえ、夢とさえ思い出すことは出来ないはずです。私たちの逢瀬は夢よりはかない幻のようなものなのですから、まして思い出すことなどできないはずなのです。ただ幻のような逢瀬では逢瀬などと言えるものではないはずですから」

 このくらいの解釈になりそうなんですが…。注釈書も過去問本もどれもこういう解釈をしてくれていません。

 ワタシの解釈の方が、「まぼろし」なんでしょうかねえ。~o~;;;

| | コメント (0)

2022年9月 6日 (火)

あるあるある

 先週水曜から二学期が始まりました。まずは毎日単語と赤本の話のリピートです。まあ、割と上手く話せてます。

 娘(仮称ケミ)の方も小学校で二学期が始まり、塾の方も再開されました。土曜日には夏の終わりのテストの結果が返って来ました。

 今回、ケミさんの算数が劇的に改善されました。六月の再始動の時の新方針がここへ来て花開きつつあるようです。ケアレスミス計算ミスがほぼなくなり、算数では入塾以来の最高に近い偏差値でした。

 なんだ、ケミさんやれば出来るじゃないの。

 その結果、初めて、アルファと呼ばれる上位6クラスの端っこに入りました。

 実は、志望校の偏差値から言ってアルファに入ることは必要なかったので、そこに対するこだわりはなかったのですが、でも、この塾に入ったからには、一回は経験として覗いてみてほしいなあとも思っていました。

 端っことは言えアルファクラスだと、回りは中学受験の最高峰に近い人達です。さて、どんな刺激を受けて来るのやら。

 ワタシの方の仕事は、比較的順調に進んでいたのですが、気がかりは、今年、赤本の入荷が遅れていること。まだ全くNGの仕事が始められずにいました。困るんだよなー、こういうの。

 昨日の月曜の授業でも、各クラスでそのグチをこぼしていたのですが…。

 夜の吉祥寺の授業を終え、講師控室に帰って来て本棚を見てみたら、あるあるある。

 一度にドカッと入荷していました。帰りを一時間遅らせてひたすらコピーコピーコピー。

 今日の午前中、早速チェックしてみたら、NGあるある。

 某明治政経問四は解答間違ってますよー。~o~

 突然ですが、今朝のスイカです。

2022090607400000

 もうちょっとですかねえ。

| | コメント (0)

2022年5月29日 (日)

不相応の初夏~『〇冊読むだけで古典文法の基本&覚え方が面白いほど身につく本』

 今年は、かぐらのファイナルが一週早く来てしまい、さらに毎年この時期にあった特別授業もなく、一昨年以来の暇のある初夏です。

 まあ、年も年なのでこのくらい暇があった方が良いのかも。

 などと思いながら授業のためのプリントを作成。昨年からのカリキュラム変更があったり、引継ぎがあったりで、今までにないこともいろいろやってます。あんまり年相応じゃないなー。

 時間があるし、こんなことを書いてしまったので、チェックしてみました。『〇冊読むだけで古典文法の基本&覚え方が面白いほど身につく本』。

 結論から言うと、このタイトルはウソです。「面白いほど」身に付くとはとても思えません。かなり煩雑です。こんなことまで暗記かよと思わされるような所もあります。特に、敬語のあれこれを形だけで判別させようとするのは煩雑になるだけで無理があるんだが。

 前の本で、「『き』の主語は『自分』」というかなりのヤラカシがあったのはある程度修正されています。

 でも、細かいことを言えば、「『、』の上は連用形」なんていう有名講師A譲りのデタラメが出てきたり、「る・らる+打消=可能」というこの手の本でお馴染みのヤバい公式も出てきたりして油断できません。

 また、「『べき由』の『べき』は命令」となどという出所不明のヤラカシも出て来ます。

 「べき由」の「由」は誰かの会話文の趣旨をまとめることが多いので、「~べき由仰せらる」などと貴人の発言をまとめる場合、「べき」は命令になりやすいと言えるでしょうが、「~べき由聞こゆ・~べき由申す」が命令になるはずないんだが…。~o~;;

 まあ、いくつかヤバそうな箇所は出て来ますが、それを「絶対」「確実」などと言わずに、「文脈判断が大事」「訳して確認することが必要」と柔らかく言ってるから、例のT井とかいう無責任な人より人間として二百倍くらいマシですかね。

 この本で一番問題なのは、冒頭の「レベルフリー」宣言ですね。某W大やら国公立上位やら校を目指す人には、暗記して形で判断というこの本の方向性は、あまりお勧めしたくないです。

 というか、ある程度の知力学力のある層には、この本で教えている覚え方解き方はマイナスに働くはずです。

 結局、自分の方法論に相応のレベル設定が許されなくなった時点で、予備校屋としては一皮剥けないといけなかったんじゃないんですかい。

 と年相応な小言ジジイを決め込んでみたんだけど、どうかしらん。~o~

| | コメント (0)

より以前の記事一覧